28日(月)にアップルのビデオ通話アプリ「フェイスタイム」で、通話相手が応答していないにも関わらず、通話相手の声が聞こえるというバグが発生していることが明らかになった。
また音声だけでなく、相手側の端末がカメラでとらえた映像も見ることができる、というトラブルも発生しているという。

また、あるソースによると騒動発覚の1週間前、アリゾナ州に住む女性のTwitterユーザーがこの問題を指摘していたことが判明している。彼女は1月20日(木)、21日(金)にTwitterのメンション機能で、アップルサポートの公式アカウントとCEO(最高経営責任者)であるティム・クック氏のアカウントに向けて、今回の問題を報告している。

今回の騒動を初めに発見したのは彼女のティーンエイジャーのご子息だったそう。「私の息子が新しいiOSについて重大なセキュリティの欠陥を発見しました。iPhone/iPadの音声を相手の許可なく聞くことができるようです。(証拠の)ビデオもあります。アップルサポートにバグについて報告いたしました。詳細をお話ししたいので返事が来ることを待っています」とツイート内には書かれている。

アップルは今回の騒動について認め「今週末にはiOSのアップデートで対応する」との声明を発表。プライバシー保護に関する重大な問題であるだけに、早急に対応してほしいものだ。