AKLOがファクトリー移籍後初となる3rdアルバム『Outside the Frame』を6月22日(水)に発売! 各方面で「日本語ラップ最高到達地点」と高い評価を受けた前作『The Arrival』、前々作『The Package』を凌駕し、更なるスケールに究極進化した“フレッシュ”で“クール”なサウンドと、AKLO自身、「背中をそっと押すんじゃ無くて、ドロップキックするアルバム。」と語るように、今作では過去作以上に込められた力強いメッセージに、“AKLO 節”とも言える“ユーモア”と“カッコ良さ”が共存した思わず言いたくなってしまうパンチライン満載の作品に仕上がっている。
彼のアーティストとしての表現の基本スタンスにあるのは、“セルフボースティング”。日本語に訳すと自己賛美や自己顕示。要は「俺はこんなにやばいやつなんだぜ」と自分をアピールすることだ。彼のアピールポイントは“センスとスキル”。センスをアピールしながら「もうこいつ、アホだな」と思わせる大胆な歌詞は、共感こそできないが、その音楽を聴くと、爽快感や、自分が強くなれたような擬似体験を味わうことができる。ありのままの自分を肯定できない真面目で謙虚を美徳とする平均的な日本人には異端ではあるが、「自分を素晴らしいということにする」ことができるAKLOの音楽と哲学は、私たちに解放と幸せをもたらす。
『Outside the Frame』ジャケット写真
「Nikeじゃない日も I Just Do It」「(自分のアルバムの発売を指して……) 待ち望んだ展開なんだろ」など、彼の歌詞は“AKLO 語録”と呼ばれ、ヘッズの間やSNSでも語り草となっているの。そんな彼が今回提唱するのは、酸いも甘いも経験した、ウィットとユーモアに富んだ“口先ではない強さ”だ。男のパワー、ステータスのシンボルであるスーパーカーを文字通りタイトルに冠し、“おれが本気ならマクラーレン”と咆哮するヘッズ必聴の“McLaren”、インターネット依存に対する警鐘を恋愛ソングに見立てた“Your Party feat. JAYʼED”、自分の数奇なラップ人生をスポーツに例えるリーズの第二弾“サーフィン feat. JAYʼED”など、世界のHIPHOPシーンにフィールしながら、日本語ラップの言葉の強さと英語の響きのブレンドで、独特の韻とフロウを聴かせるAKLO節満載の本作は、フリースタイルダンジョン、高校生ラップ選手権で盛り上がりつつある日本語ラップシーンの未来を予見し、牽引する傑作になっている。全ての楽曲プロデュースを手掛けるのは Bachlogic 率いる“O.Y.W.M.”。初回限定盤のDVDには、渋谷のClub Quattroのみで開催され、KREVA、K ダブシャイン、SALU 等、豪華なゲストが出演した“Live the Arrival” @渋谷 Club Quattro のライブ映像を初収録。さらに8月にはAKLO、初のツアーが東京、大阪で開催! こちらもお見逃しなく。
RELEASE INFORMATION
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edit by qetic・Takashi Matsunga