近年、テレビや動画サイトの映像などでにわかに話題を巻き起こしている、立ち乗りスクーター。両端にタイヤが1つずつ付いたボードの上に直立してツーっと進む姿は、近未来SF映画を彷彿とさせるスタイリッシュな雰囲気があります。通称「ジャイロボード」などと呼ばれているこの乗り物。タイヤが2つだけでどうやって安定して前に進むのか?という心配も沸いてくるかもしれませんが、これはジャイロの原理により搭乗者の立ち姿勢を2輪でコントロール、微妙な体重移動をセンサで感知し、直立した姿勢のまま移動が可能になるというもの。

この度乗用玩具メーカーとしては世界で初めてとなるY Volution社製の機種『JYRO』が、2016年夏に発売することが決定。日本でもその代理店により確かな安全性を持った機種が発売されます。今回は先週行われた『東京おもちゃショー2016』にて、一足早くお目見えとなったこの『JYRO』の正体を探ってみましょう!

近未来感覚の乗り物!東京おもちゃショー2016で『JYRO』に乗ってみた tec160623_yv_3

この日展示された『JYRO』は、最大幅700mm、重量14kg、最大積載量120kgと、おもちゃとしては結構がっちりとしたスタイル。外観は航空機の外装素材にも使用される金属を採用しており、遊ぶだけでなく、工場などの構内作業用としても十分実用に耐えうるスペックになっています。約3時間の充電で最大15km走行、最高速度は時速20kmという走行仕様。公道で乗ることはできませんが、歩道で使用するには十分過ぎるものといえそうです。また『JYRO』は、Bluetoothを介してスマートフォンのアプリと連動させ、スマホの音源を『JYRO』で鳴らしたり、スマホに専用アプリをインストールし、走行距離やスピードを確認したりできるなどの機能を搭載しているなど、楽しみいっぱいのマシンになっています。

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