ブルックリンを拠点とする3ピースバンド、サンフラワー・ビーン(Sunflower Bean)が2ndアルバム『トゥエンティトゥー・イン・ブルー』を2018年4月4日(水)にリリース。
ジュリア・カミングがエディ・スリマンに見初められてサンローランのミューズに!
フロントを務めるジュリア・カミングがエディ・スリマンに見初められてサンローランのミューズとなり、デビュー前にもかかわらず音楽媒体だけではなくファッション業界からも大いなる注目を集めるなかで華々しいデビューを果たし、そのデビュー作はドリーミーなインディーロックの新たな金字塔として絶賛された。
▼RELATED
エディ・スリマンとはどんなデザイナー?ディオール・オム、サンローランそしてセリーヌへ!
22歳のリアルが詰まったパワフルでポップな作品
2年ぶり、2作目となる『トゥエンティトゥー・イン・ブルー』は、前作と比べると、よりクラシックなロック/ポップを基調としている。彼らが世界規模のツアーを経てパフォーマーとして成長し、さらにはソング・ライティングへの自信をつけたことがはっきりと伺える仕上がりとなっている。
フロントを務める紅一点、ジュリアによれば、“ブルー”は「含みのある色」なのだという。悲しみを連想させる言葉でもあるが、悲しい内容のアルバムにするつもりは全くなかったという。
「ブルーは希望を象徴していて、このレコードを通して、その色を探求してみたかったの」と、ジュリアは言う。
タイトルが象徴する通り、現在メンバーは全員22歳。
刺激的でロマンチック、時事的な側面もあり、洞察力に長けていて共感を呼ぶ、22歳のリアルが詰まったパワフルでポップな作品となった。
その音は、また今作ではギター・バンドとしての核を保ちつつも、柔らかく女性的な要素が際立っている。ドラマーのジェイコブは「今作では、ロックにフォーカスしながらも、甘さをプラスすることがうまくハマるように感じたから、それを深く掘り下げるようにしたんだ」と説明している。
また、ジュリアのシンガーとしての目覚めが変化をもたらした部分も大きいだろう。ジュリアは「バンドメンバーに対してさえも、自分のシンガーとしての面を表現することに躊躇していた部分があったの。このアルバムをつくったおかげで、今がバンドとして一番充実した状態にあると言えるわ」と語っている。
アンノウン・モータル・オーケストラのジェイコブ・ポートレイトで、共同プロデュース&ミックス
今回もプロデューサーにはFriendsのマット・モルナー、そしてエンジニアにWoodsのジャービス・タヴェニエールが起用。そして今回新たにチームに加わったのが、アンノウン・モータル・オーケストラのジェイコブ・ポートレイトで、共同プロデュースとミックスを手がけた。彼らの協力を得たことで、個々の楽曲をより深く掘り下げ、素晴らしい音のレコードを完成させることができたという。
ミレリアル―もっとも革新的で進歩的な世代が集結し形作られたこのレコードについて、ジュリアは「わたしがほかの楽曲に求めるのと同じように、自分のためにあると思ってもらえるような曲をつくりたい。そういった経験をみんなにもしてもらいたいの」と語っている。
まずは彼らのシークレット・ギグの様子をおさめた「Crisis Fest」のミュージック・ビデオをチェックしてみてほしい。
Sunflower Bean – Crisis Fest