令和元日にデビューしたアーティスト・安斉かれん。「ポス(次世代)ギャル」のアイコンとして、コスメティックブランドM·A·Cの店頭ビジュアルへの連続起用のほか、カラコンブランドのエバーカラーワンデーではイメージキャラクターを務め、前作“僕らは強くなれる。”は、2020年夏季高校野球の都道府県別大会テーマソングとなっている。そんな安斉かれんの新曲“GAL-TRAP“が、日本テレビ系『スッキリ』の9月のテーマソングに起用され、本日初オンエアされた。
安斉かれん“GAL-TRAP”が『スッキリ』のテーマソングに起用
“GAL-TRAP”は、一見すると底抜けに明るく見えるギャルのルックスや話し方こそが、自分の弱さを覆い隠すために自身に仕掛けたトラップであると同時に、ギャルが自身の不安を無闇に他人にぶつけない強さ、優しさ、余裕を持っているということを表現している楽曲だ。
楽曲名にある「トラップ」というワードには、ギャルが仕掛ける「罠」という意味と、安斉自身が大好きだと公言してきたHIP-HOPのジャンル「TRAP」という2つの意味が込められている。
また今作のトラックメーカーには、ディプロ(Diplo)のリミックスなどを手掛けるRadical Hardcore Cliqueを迎え、安斉かれん自身も作詞、作曲、サウンド・プロデュースを手掛けている。サンプリングとして使用された、本人のため息や口笛、ハミング、ネイルをこする音にも注目だ。尚、本人は歌詞やトラックのテーマについて以下のように語っている。
構って欲しいわけじゃない。
誰かに話を聞いて欲しいわけでもない。
空気も読むし、周りも見えてる……。
でも、メイクを落としたら、心に何かが滲んでくる
悲しい、辛いとも違う……。名前のないこの感情。
それを表す言葉が見当たらないから、音楽にした。
だから、歌詞自体は曖昧。
言葉にできない想いは、トラックに詰め込んだ。
気を紛らわすために、口笛を吹く。
落ち着くから、爪をいじっちゃう。
沈黙が怖くて、口遊むように溜息を吐く。
何に悩んでるのか? が、分からない夜に、
「それなー」って寄り添えるだけで十分。
答えなんて出ないし、そもそも、出そうとも思ってない。
だって、それでも、朝が来たら、また、メイクをして、
この世界に、飛び出していくはずだから……。
安斉かれん
尚、“GAL-TRAP”は『スッキリ』の9月のテーマソングだけではなく、日本テレビ系『バゲット』と『ウチのガヤがすみません!』にも9月のエンディングテーマとして起用されている。また『スッキリ』と『ウチのガヤがすみません!』では、巨大なテディベアが印象的なMVの一部もオンエアされる。
MVで映し出される「タイル張りの無機質な部屋」と「幻想的かつ過激な配色のテディベア」は、自身の荒涼とした閉ざされた深層心理と自身の甘さを象徴しており、多感な若者が持つ心象風景がビジュアライズされたものだ。“GAL-TRAP“は各ストリーミングサービス限定で9月16日(水)にリリースとなるのでお楽しみに。