アメリカ人アーティスト、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)の新作個展<アーキテクチャー・アノマリーズ>がNANZUKAで2018年5月23日(水)から6月30日(土)まで開催。

世界中の数多くの美術館、国際展等で作品が発表

アーシャムは、1980年アメリカのオハイオ州で生まれ、現在はNYで活動をしているアーティスト。

その作品は、「Fictional Archeology」(フィクションとしての考古学)というコンセプトに 基づいた立体作品、ペインティング、インスタレーション、そしてパフォーマンスなどと多岐にわたります。

その作品はすでにPS1 in New York、The Museum of Contemporary Art in Miami、The Athens Bienniale in Athens, Greece、The New Museum in New York、Mills College Art Museum in Oakland、California and Carré d’Art de Nîmes, Franceなど世界中の数多くの美術館、国際展等で発表されています。

また、近年アーシャムは映像作品の制作にも精力的に力を入れており、「Future Relic」 と題した短編映画のシリーズを発表しています。

「科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む構造」をテーマ

本展<アーキテクチャー・アノマリーズ>は、そのタイトルの通り「科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む構造」をテーマとした、アーシャムの新作から構成されます。

昨年のモスクワビエンナーレにおける個展<MovingArchitecture>(VDNKh, モスクワ)では、本展 のシリーズを象徴する巨大な彫刻インスタレーションを発表し、大きな話題となりました。
アーシャムは、常に新しい素材の探求と実験を繰り返しながら、非現実を生み出すための装置を探し続けています。

こうした探求は、建築プロジェクトユニット、スナーキテクチャーの共同主催者としても活動するアーシャムの建築と環境(地学)への関心に基づいたもの。

どこにも辿り着く事の無い階段、人工的構造物を覆い尽くす樹木など、困惑させられたり、困惑する事を期待したりする空間や時間をアルシャムは注意深く発見し、作品へと還元します。

今回の個展は、浸食した壁、壁と同化した布、身体性を連想させるだけの布といったインスタレーション作品を中心に構成される予定。

こうした作品たちは、空間とアート作品との関係性、私たちの視覚 認識と身体感覚との関係性といったテーマに対するアーシャムの関心と研究を反映しています。

2018年5月23日(水)17時よりアーティストを囲んで、ペロタン東京と2会場同時開催にて、オープニングレセプションが開催されます。

EVENT INFORMATION

ダニエル・アーシャム
“Architecture Anomalies”

2018.05.23(水)〜06.30(土)
営業時間:11:00-19:00(日・月・祝祭日定休)
NANZUKA
オープニングレセプション:2018年5月23日(水) 17:00-20:00

Copyright by Daniel Arsham
Courtesy of NANZUKA

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