突然ですが、みなさんYeaOh!!! 先日、アメリカの中邑真輔選手に合同電話インタビューする機会がありましたので、今回のみちくさボンバイエはそのインタビュー内容をまとめてお届けしたいと思います。中邑選手とはずっと話してみたいと思ってたので、みちくさボンバイエやってて良かったっす! ということで、ここからはよくあるインタビュー記事っぽくなりますYeaOh!!!

Interview:中邑真輔

ーー日常の意識やトレーニングなどの中で、中邑選手自体がWWEに入って変わった事ってありますか?

基本的にはその土地の生活スタイルに合わせる様にはしていますが、自分のスタイルが確立されているので実際特に変化した事はあまりなくて、今までの中邑真輔のままでいますね。こちらでのパフォーマンスの反応で言うと、僕の事を以前から知ってる人もいますが、これから知ってくれる人たちの中でもしっかりと中邑真輔のスタイルを確立していかないといけないとは思ってます。そう言った意味では、今の時代は簡単にアーカイブを見ることができる環境なのでやりやすいかもしれないですね。

ーーWWE入団会見の時に目標は入ってから決めるとおっしゃってましたが、何か見つかりましたか?

特に大きな目標はないんですが、今はアメリカの生活に合わせて自分をセットアップすることだと思ってます。自分が試合をしやすい環境にはなってると思うので、1つ1つの試合中・試合後の分析や意識の中で細かい空気感を掴んでいきたいなと。

ボンバイエインタビューVol.1/中邑真輔 column160524_wwe_6

ーーWWEに入って良かったと思いますか? 実際にリングに上がってみての感触なども教えてください。

周りの環境がガラリと変わってとても良かったです。基本的に自分がやってる事は変わらないし、会社から自分を変えずに今のままの中邑真輔を意識する様に言われるんですが、それをお客さん達にわかってもらう為にどうやり続けるかなど、とても勉強になります。テイリー・テイラー自身の考え方を聞くのは非常に興味深いですね。よりクラシックなアメリカンプロレスの基本に触れられるので。ちなみに、名前を変えるかどうかの相談はありましたが、頑なに中邑真輔が良いと言いました。

こちらでの感触としては、新日本プロレスと世界各国でやってきた事がもちろん評価されているのと、経験を積んで培ってきた対応力を活かして好スタートをきれているのではないかと思います。試合の感想で言うと、サモア・ジョーとは10年以上交流がありますが対戦したのは初めてでした。格闘技的な動きができる数少ない選手なので、今後の攻防も楽しみです。こちらに来てフィン・ベイラー(新日本時代はプリンス・デヴィット)とタッグを組むことが多いですが、彼は入場が長くて。先に入場した時はものすごく待たないといけないので疲れます(笑)。

ーーWWEデビュー時にテーマ曲が変わって、iTunesのサントラ部門で1位になってましたね。

新しいテーマ曲は作曲者と長い時間をかけて作りあげたのでとても納得しています。僕の意向がとても反映されていて、最終的には初めと全然違った曲になりました。

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