本日マーベル・スタジオのCEO兼プロデューサーのケヴィン・ファイギからマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ4〜5に関する新情報が続々と発表され、話題となった。今回の発表で、現状MCUフェーズ4では計14作品、フェーズ5では10作品が公開されることが決定している。それぞれのフェーズで展開される作品を一挙にご紹介!

MCUフェーズ4に登場する作品は『スパイダーマン3』『ソー4』など14作品!

MCUフェーズ4で公開される作品のうち、6作品は劇場で、残り8作品はディズニープラスで配信される。中でも今回の発表で注目を集めたのは、予告編やクリップ映像が公開された『ワンダヴィジョン』、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』、『ロキ』、『ホワット・イフ…?』、『ミズ・マーベル』の5作品だ。この3作品はディズニープラスで配信されることが決定している。『ワンダヴィジョン』は1月15日(金)、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は3月19日(金)、『ロキ』は5月中、『ホワット・イフ…?』は2021年夏中、『ミズ・マーベル』は2021年下半期にも配信される予定だ。このほか『ホークアイ』、『ムーンナイト』、『シーハルク』の3作品の配信も決定している。

また今回各作品の主人公としてキャスティングされた俳優陣も発表を迎え、『ミズ・マーベル』には新人のイマン・ヴェラーニ、そして『シーハルク』には起用がうわさされていたタチアナ・マスラニーが出演することに。さらに『シーハルク』にはハルクがMCUに初登場する作品『インクレディブル・ハルク』で登場したヴィラン・アボミネーション役を演じたティム・ロスの参加も決定。さらにハルク役のマーク・ラファロも登場する模様だ。

ワンダヴィジョン | 第2弾予告編 | ディズニープラス

マーベル・スタジオ『ロキ』 | 本編映像 | ディズニープラス

マーベル・スタジオ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 | 特報 | ディズニープラス

ホワット・イフ…?(原題) | 特別映像 | ディズニープラス

ミズ・マーベル(原題)| 特別映像 | ディズニープラス

一方フェーズ4の劇場作品として公開される作品は『ブラック・ウィドウ』、『シャンチー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』、『エターナルズ』、『スパイダーマン3』、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチヴァース・オブ・マッドネス』、そして『ソー:ラブ・アンド・サンダー』の6作品だ。フェーズ4の劇場公開作品について、今回ファイギ社長から発表されたのは、『シャンチー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』の製作が終了し、公開日が2021年7月9日(金)に決定したことと、『ソー:ラブ・アンド・サンダー』のヴィラン、ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーとして「ダークナイト」シリーズで知られる名優クリスチャン・ベールが登場することだ。ベールの出演については、以前から予測されていたこととはいえ、驚きのファンも多いはず。

MCUフェーズ5で『キャプテン・マーベル2』、『ブラックパンサー2』など公開決定!

また今回の発表では、MCUフェーズ4に続くフェーズ5についても情報が解禁となった。現時点で公開が決定しているフェーズ5の作品は、『ブラックパンサー2』、『キャプテン・マーベル2』、『ザ・ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.3』、『アントマン&ワスプ:クアンタマニア』、『ファンタスティック・フォー』、『ブレイド』の劇場公開作品と、『シークレット・インベイジョン』、『アイアンハート』、『アーマー・ウォーズ』、『ザ・ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー・ホリデー・スペシャル』のディズニープラス配信作品だ。

今回ファンの度肝を抜いたのはやはりアイアンマンの後継者であるリリ・ウィリアムズを主人公にした作品『アイアンハート』と、“トニー・スタークの悪夢が実現”する『アーマー・ウォーズ』だろう。『アイアンハート』の主人公リリ・ウィリアムズ役には、『ビール・ストリートの恋人たち』への出演でも注目を浴びたドミニク・ソーンが抜擢され、さらに『アーマー・ウォーズ』には、アイアンマンことトニー・スタークの親友であるウォーマシン/ローディー役のドン・チードルが登場することも発表されている。

さらに、『キャプテン・マーベル2』には先述のミズ・マーベル役のイマン・ヴェラーニに加え、2代目キャプテン・マーベルとしてコミックに登場するモニカ・ランボー役を演じるテヨナ・パリスも出演することに。彼女たちがキャプテン・マーベルとどのようなストーリーを繰り広げるのか。そして『アントマン&ワスプ:クアンタマニア』には、主人公スコット・ラングの娘、キャシー・ラング役として『名探偵ピカチュウ』への出演で知られるキャスリン・ニュートンも参加している。成長したキャシーの姿を見ることができるようだ。また凶悪なヴィランとしてコミックファンに人気の征服者カーンを『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』でも話題となったジョナサン・メジャースが演じることに。人気ヴィランとアントマンたちが闘うシーンは興奮必至だ。加えて、これまでMCU以外でも映画化されている『ファンタスティック・フォー』のリブートも実現! 4人の超能力者を誰が演じるのか、見ものだ。

またこのほか『アイ・アム・グルート』と題された作品もディズニープラスで配信される予定となっている。本作では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの人気キャラクター、ベビー・グルートが主人公になることも伝えられている。キュートなグルートが繰り広げる大冒険にもぜひ注目したい。

以上、さまざまな作品が発表され、もはや作品の公開が待ちきれないというファンの方も多いことだろう。2021年から続々と公開されるこれらの作品群を見る前に、フェーズ3までの歴史を振り返っておくと、より理解が深まるはずだ。これからのMCUに乞うご期待!

MCUフェーズ4〜5は『ソー4』『ファンタスティック・フォー』『キャプテン・マーベル2』など公開作品が盛りだくさん!注目ポイントを一挙紹介 film201211_marvelstudios_phase45_main
Photo via @marvelstudios(Facebook)