1946年に出版されたノワール小説の『ナイトメア・アリー 悪夢小路』を異才監督ギレルモ・デル・トロが映画化した『ナイトメア・アリー』が3月25日(金)より絶賛公開中。先日発表された第94回アカデミー賞では作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞と主要を含む4部門にてノミネートを果たした。この度、本作の本編映像が公開された。

謎に包まれた物語を紐解く本編映像が公開

公開された映像は、ブラッドリー・クーパー演じるスタンとケイト・ブランシェット演じるリリスの圧倒的な演技に五感から惑わされる内容に。 自身の読心術を見破った聡明な精神科医リリス・リッター博士と手を組み、より危険とされる“霊視術”にまで手を出したスタン。霊視術でも顧客を導き、成功に酔いしれる一方、リリスは謝礼の分け前を断り、欲を見せようとしない姿が。モリーに見つからないようにと謝礼の全額を預けようとするスタンに「私を知らないのに」と試すように問いかけるリリス。スタンは「善人ではない、俺にはわかる、俺も同類だから」とリリスを見切っているかのように囁く。手を組んでも、互いの腹を探り合い、まったく本性を見せない2人の対決の行方に目が離せないワンシーンとなっている。

主人公スタンを演じたブラッドリー・クーパーは「役者は役柄の育った環境を肯定しなくてはならない。こちらが腹を割れば、向こうも腹を割る」とコメント。本作においても「ギレルモと私は、スタンをミシシッピ州カントン出身という設定にするところから始めた。ひとたびその声色が決まると、他のすべての設定が決まっていった」とスタンの出身からヒントを得て、声から役作りを始めたことも語られる。一方、リリスを演じたケイト・ブランシェットも声色から役作りをしたようで、「スタンの脳みそに刺さる声にしたかったのです。悪魔のようなジミニー・クリケット(※コオロギのディズニー・キャラクター)です。ノワールなジミニー・クリケットですよ」と不敵なコメントを残している。ぜひ劇場の大きなスクリーンで極上のサスペンスを楽しんでほしい。

『ナイトメア・アリー』本編映像<NO GOOD>

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INFORMATION

ナイトメア・アリー

監督:ギレルモ・デル・トロ 『シェイプ・オブ・ウォーター』

キャスト:ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ルーニー・マーラ、ロン・パールマン、デヴィッド・ストラザーンほか

全米公開:12月17日

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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