mysoundが注目するアーティストのプレイリスト企画に、インディ・オルタナ系のギター・ポップ・サウンドで話題のバンド、Homecomingsが登場! 5月にリリースしたばかりの2ndフルアルバム『SALE OF BROKEN DREAMS』は、ギター・ポップを主体とする一方で、ミッドテンポな曲もあり、多彩さと内容となっています。現在開催中の東名阪ワンマンツアーも大盛況、7月には<FUJI ROCK FESTIVAL’16(以下、フジロック)>への出演も控えています。

今回は、畳野彩加(Vo)と福富優樹(Gt)、福田穂那美(Ba)と石田成美(Dr)のメンバー4人全員が参加! 4人には「自分の音楽的ルーツ」をテーマにしたプレイリストの作成を依頼。プレイリストからバンド誕生秘話を探るとともに、セカンド・アルバムや<フジロック>出演への思いについて話を聞きました。

Interview:Homecomings[畳野彩加(Vo)、福富優樹(Gt)、福田穂那美(Ba)、石田成(Dr)]

    

Homecomingsのルーツとなった楽曲プレイリスト interview160629_homecomings_2            

<フジロック>からオファーが来て頂点にうれしかった

――5月にセカンド・アルバムが出ました。ギター・ポップを基調としながらも、カントリーやフォークといったアメリカン・ルーツ・ミュージックな要素も感じられますよね。

福富 大学のフォークソング部、といっても軽音楽部だったんですが、ここでウィルコとかエリオット・スミスとかを聴いて、そのルーツを辿った結果、行き着いた感じですね。古いのアメリカン・ルーツ・ミュージックをがっつり掘り下げたわけじゃなく、キングス・オブ・コンビニエンスとか、90年代からゼロ年代にかけて活躍したインディ・バンドの影響下にあるって感じです。

――さらに、今年の<フジロック>への出演も決定しましたね! しかも、クーラ・シェイカーなどと同じレッド・マーキーです。2013年のルーキー・ア・ゴーゴー出演から3年、念願叶っての本編出演となった今の気持ちと意気込みを聞かせてください。

福富 ルーキー・ア・ゴーゴーに出演してから本編への出演を目標にしてきたので、本当に嬉しくてしゃーないですね。2枚目のアルバムを出したタイミングでオファーが来て、バンドとしての集大成的なところもあります。それと、今年<フジロック>に出るアヴァランチーズがめっちゃ好きで。出るのはもちろんですけど、ベックとかウィルコとか見れるのが楽しみすぎて(笑)。

畳野 レッド・マーキーのオファーが来て、もう頂点にうれしかったです。いろんなツアーをこなしながら、<フジロック>に向けて気持ちを高めていってる感じですね。<フジロック>に出る他のアーティストだと、ベックが気になります。ベタですけど(笑)。

――福富さんも含め、<フジロック>で他に気になっている出演アーティストはいますか。

全員 レッチリ(笑)。

畳野 ミーハー心で(笑)。

福富 高校生の頃、まさにレッド・ホット・チリ・ペッパーズがブームで。みんな聴いてた(笑)。日本中がレッチリに沸いてて、すごいコピーしてましたね。

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