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avex移籍後初のアルバム『Smokes』をリリースしたSWANKY DANKにインタビュー。彼らのPOP PUNKの拡大と可能性への揺るぎない挑戦、そしてそれをあえてメジャーフィールドで行う意味や意義を訊いた。

いまの時代にPOP PUNK(ポップ・パンク)を標榜し、活動しているなんて……。これはけっして揶揄しているわけではない。

POP PUNKと聞くと、エッジの効いたパンキッシュなサウンドにキャッチーで耳馴染みの良いメロディ、疾走感と爽快感に加え、そこはかとない解放感溢れる景色豊かな音楽性がパッと浮かんでくる。

10年前ならともかく、いまやPOP PUNKは日常様々な音楽の中で当たり前に溶け込み、あえて、それを自身のアティテュードとして掲げるバンドは少ない。

しかし、だからこそ、あえてこの時代、そのPOP PUNKを自身のアティテュードとして背負い、牽引し、標榜し続けているバンドが居る。そう、だ!!

あえて自身の音楽性をPOP PUNKと標榜し、活動している彼ら。しかし、それはあくまでも出自や精神的な例え。実際の彼らの音楽性は、そのPOP PUNKを基軸に、その都度自身がかっこいいと思った様々な音楽性が採り込まれ、独自の解釈と昇華を交え、SWANKY DANK流POP PUNKとしてライブを中心に放ち続けている。

そんな彼らが結成10周年の今年メジャーデビュー。タイトルに「狼煙」の意味を込めた、フルアルバム『Smokes』を発表した。かねてから独自な活動を行い現在まで辿り着いた彼ら。まず浮かんだのは、そんな彼らに今さらメジャーデビューの必要があるか? との疑問だった。そして、多くを問ううちに見えてきたのは、彼らの揺るぎないPOP PUNKの拡大と可能性への挑戦、そしてそれをあえてメジャーフィールドで行う意味や意義であった。

SWANKY DANK流POP PUNKの求道、ここに極まれり!!

Interview:

【インタビュー】SWANKY DANK最新作『Smokes』リリース!新しいフィールドであげた“狼煙“の先とは? interview_swankydank_1-700x535

——今回メジャーへの移籍となったわけですが、ここまで自主的に充分やってこられて、今さらその必要性があったのか? が、まずは大きな疑問でした。

YUICHI 今回のアルバムタイトルの『Smokes』自体にも、その辺りの意味合いを込めているんですが……。今回の移籍は、俺たちSWANKY DANKが、このシーンの狼煙(のろし=煙で自分の居場所に気づいてもらう。大きな動きのきっかけとなる行動を起こす、の意味)を上げてやるって意義が強いです。確かに悩みましたよ。やっていることも変わらないし、変えるつもりもないし。あとは、結成から10年目の節目でもあったんで、ここでもう一度、メジャーというフィールドで、「ここにSWANKY DANKが居るんだ、見てみろよ!!」そんな意味合いの移籍でもありました。

——その中には、これまで自分たちが標榜していたPOP PUNKのアティテュードを保持したまま、あえてメジャーのシーンで勝負してやる的な意気込みも伺えます。

KOJI パンクシーンの中でも今の時代、スタンダードじゃないバンドが居ても俺はいいと思っていて。俺たちを見て、POP PUNKを目指してくれるキッズや、“このまま、自身のこの音楽性を貫き通してもいいんだ!!”と、バンドが奮起してくれるキッカケになれれば嬉しいですよね。特にキッズたちには、「SWANKY DANKみたいな道もあるんだ!!」と、道しるべ的な役割になりたいですから。

——ちなみにSWANKY DANKにとってのメジャーでやっていく上でのメリットとは?

YUICHI 関わる仲間が増えていくことで、客観的な意見が増えていくことかな。今までのままだと、どうしても同じ目線だけになっちゃう。だけど違う目線で、自分たちの知らない自分をもっと教えてもらったり、可能性も知りたいですからね。だけど、それもガッツリ組まないとなかなか意見しづらいところもあって。常に新たな自己の発見をしたいし、絶対にその方が自身の成長にも繋がりますから。

——50/50でお互いに高め合っていく為にも、このディールは必要だったと?

YUICHI ですね。いい意見であればフレキシブルに取り入れていきたいし、反面自分たちが守るべきスタンスは、流されずに保持していく覚悟です。

——そんな中、今回の『Smokes』は原点回帰的なニュアンスも含まれているそうですが?

YUICHI 初期衝動をメインにしたところが今作にはあって。いわゆる、“やってみたかったから、とりあえずやってみた”みたいな。例えば、「ちょっとここを転調させてみようぜ」とか、「このバラバラな楽曲を一つに繋げてみたらどうなるんだろう?」とか。「メタルのフレーズを弾きたいから弾いてみた」等々。おかげさまでレコーディングも初期の頃のように、かなり新鮮さがありました。

——その辺り非常に伝わってきます。

YUICHI あとは、10年前に出した『SWANKY DANK』という1stアルバムに収録していた曲の歌詞と、今回の楽曲の中の歌詞の世界観をリンクさせたり、“捧ぐ歌”(今作M-4.)に関しては、“Letter”って初期の頃の曲とリンクさせたりしてますからね。

——歌詞にもオマージュ感を散りばめていたんですね。気づきませんでした。

YUICHI 歌詞も初期の頃から段々と変わってきましたから。今回、制作前に改めて1stの頃の歌詞を読んだんですが、日本語もすごく多くて、丸々日本語の詞の曲もあったり。それを改めて聴いた時に、俺たちの基になっているものの不変性に気づいたんです。であれば一度、ここで自分たちの精神面を10年経って研ぎ澄まされた今の自分たちでやってみよう、とか。

——リリックもよりシンプルでメッセージ性に重きが置かれた印象を受けたのですが、それも手伝ってのことだったんですね。

YUICHI テクニックやスキルといった培ってきたものを踏まえた上で、不変的だった部分を今の俺たちで描き直してみたくて。シンプルなんだけど、あえて英語の韻の踏み方を工夫してみたり。言葉のチョイス等は、あの頃とは一線を画したものに進化させられたし、新しいものとして提示できたんじゃないかな。

——では今作は、原点回帰でありながらも、これまで培ってきたものの集大成であり、いま採り入れたいもの、今後、進むべき際に必要となってくるべきものが同居した作品でもあると。

YUICHI 進化はさせているつもりだし、逆に初期衝動、自分たちがワクワクする部分や、やってみて自分たちでもスゲえと感じられる要素も収められた自負はあります。精神面でもこれまでで最も楽な作品作りやレコーディングでしたよ。

SWANKY DANK / Colors【Official Video】

——他にも自分たち以外の楽器を入れたり、電子音やエフェクト効果を有効に使った箇所もありますよね。

KOJI 紆余曲折ありながらも、ここまでSWANKY DANKを続けてこれたが故の作品になったかなって。証しというか……。おかげさまで、10年間POP PUNKをやり続けた上での集大成的な作品にもなりましたから。

KOTA 僕が入る前のSWANKY DANKって(KOTAは2012年に加入)、単純に歌が上手くて、爽やかでかっこいいバンドといった印象だったんですが、そこからの成長や経てきた道、見い出してきた自分たちのPOP PUNK観が詰まった1枚になってますからね。

——SWANKY DANKのPOP PUNKは、ウェットさや哀愁があり、一般的なPOP PUNKの定義である、カラッと爽やか、ポップで聴き易い、その範疇に留まっていないですもんね。

KOJI 一般的なPOP PUNKのイメージからは多少異質に映るかもしれませんね。わざとアメリカ西海岸のようにカラっとさせてないし。俺たちダークさも好きだし、持っているし。あとエモい部分も。陰と陽、その両極をSWANKY DANKは、これまで大切にしてきましたからね。ウェットな部分とカラっとした部分の両方を合わせ持つ、それが俺らなんで。で、それらをあえてPOP PUNKと呼んでるところはあります。

——いまの時代、POP PUNKを自負したり、アティテュードに持っているバンド自体少ないですからね。

YUICHI 10年~15年前までは、ファッション的にも音楽的にもPOP PUNKのバンドたちが台頭していたんですけどね。いつの間にかみんないなくなっちゃった。そんな中、あえて自分たちだけはそれを保ち続けてやるとの決意はありましたよ。“こんなにカッコ良くてヤバい音楽は他にはねぇし、みんながやらなくなっても、俺たちはこの音楽が好きだから、やり続けてやる!!”“俺らがこのシーンを引っ張っていなかくちゃいけない!!”って。

——心折れずに、ここまで続けてこれたのには感服します。

YUICHI この音楽性が好きですからね。周りのパンクバンドがどんどん上に行っちゃう中、“悔しいけど、この音楽は絶対に間違っちゃいない!”と信じてやってきましたから。だからこそ今、この瞬間、このシーンと方法論で狼煙を上げてやる!!って意思も強いんです。心折られてたまるかですよ、まったく。

KOTA もう今さら、ここから違った音楽シーンにも行けないし(笑)。

——逆にこのような様々な音楽性が取り込まれているが故に、色々なタイプの対バンとも共演できるメリットもありますよね。

YUICHI まっ、結局、POP PUNKと言っても、日本のバンドである俺たちがやる音楽がPOP PUNKであればいいんです。逆に今作は前作ミニアルバムほど、POP PUNKの概念にとらわれていないところはあるし。

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池田スカオ和宏

池田スカオ和宏

ライター/インタビュアー/編集人

LUCK'A Inc. 取締役。1993年頃より執筆開始。1997年(株)新星堂販促にてJ-POP系フリーペーパー「pause」編集部に。2002年からは5年間編集長を務める。同時期、インディー系フリーペーパー「SELDOM」を立ち上げ、以後10年間一人で運営。2007年新星堂退社。LUCK'A Inc.設立。現在はライター/インタビュアー/編集人の傍ら、新型音楽プラットホーム「Luckast(ラカスト)」を運営。2014年より復刊した「√SELDOM」の編集長も担う。振り返ると高校の頃のレコ屋のバイトから現在まで音楽に携わる仕事以外したことがない...。たぶん一生こんな感じ。

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