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11月30日(水)に『SUPERFINE』をリリースする冨田ラボ(音楽プロデューサー冨田恵一のソロプロジェクト)。コムアイ(水曜日のカンパネラ)、YONCE(Suchmos)、髙城晶平(cero)、安部勇磨(never young beach)、城戸あき子(CICADA)、AKIO、坂本真綾、藤原さくら、など豪華ボーカリストが参加した最新作の裏側を聞いた。

——全編聴きどころなんですが、新鮮さで言うとnever young beachの安部勇磨さんの声が、さらに男前が上がった印象がありました(笑)。

うん(笑)。安部さんはなかなかね、作詞に苦労していたかな。人のメロディに詞をつけるのが初めてだったので。

——いわゆる細野さん的なものを感じるというか。

細野さんぽいですよね、安部さんは。僕は最初に聴いた時そう思っていて。でもだから細野さんに寄せるんじゃなくて、割とソウルっぽいのを歌わせるといいかな? っていうそんな感じですね。

冨田ラボ – 「SUPERFINE」 / 雪の街 feat.安部勇磨 TEASER

【インタビュー】Suchmos YONCE、水カン、cero髙城ら若き才能と邂逅。分断するシーンを繋ぐ冨田ラボ最新作「SUPERFINE」
安部勇磨

——資料にceroの髙城晶平さんは冨田さんと見ている方向が最初から最後まで同じだったとありますが。

そうですね。若干でも歳が近いこともあるのかな? ま、若干ですけどね(笑)。25、6と32、3の違い。あと、髙城さんは音楽マニアではあるから、音楽の話を一番、普通にしたかな。ジュークっぽいリズムのことや、チャンス・ザ・ラッパーの話とかダニー・トランペットの話とかをして。ラッパーが歌に行っちゃうのがチャンス・ザ・ラッパーだとすると、逆だけども、こんな様な感じのことも考えていたって話をすると、明らかに「ああ、その感じ、わかります、わかります。」みたいな感じがあったし、実際に歌入れの時も端々にそういうことをちゃんとわかっているアプローチを髙城さんはされていたんで、一番そういう意味では音楽的な話を雑談含めてしたし、実作業でも割とそういうやりとりが多かったと思いますね。

冨田ラボ – 「SUPERFINE」 / ふたりは空気の底に feat.髙城晶平 TEASER

【インタビュー】Suchmos YONCE、水カン、cero髙城ら若き才能と邂逅。分断するシーンを繋ぐ冨田ラボ最新作「SUPERFINE」
髙城晶平

——リスナーとして、日本のポップスでこのアルバムぐらいのレベルのものをしてポップスって言われてほしいなという希望が生まれました。

ああ、ありがとうございます。みんな一生懸命作ればいいと思うんです、や、マジで(笑)。

——冨田さんご自身は作品が完成してみていかがですか?

いや、やっぱり「SUPERFINE」だとは思いますけどね、オチみたいで申し訳ないですけど(笑)。「SUPER」って言葉は使いたかったんですよ。なんかいろんなものが平均化して、スーパーな人って、昔はもれなくすごかったはずなんだけど、それさえもなんかやっかみの対象になったりする文化とかあるじゃないですか? なんとなく全てにおうかがいを立ててから発言しなきゃいけない様な感じとかも感じていて、それを社会的成熟とするのも半分は間違いじゃないと思うんだけど。

だけど結局、スーパーなものに圧倒されちゃうんだなぁっていうのを僕はいろんな場面で思っていて。で、スーパーって言葉を使いたかったのと、なんかね、とにかく作っているときに何度も自分で曲作っている時もそうだし、サウンド考えている時も、歌録ってたり、歌詞がきた時とか、「すげえいいじゃん」「すげえいいじゃん」って言葉が多くて、ほんとに単純に「すげえいい」ってことで『SUPERFINE』だったりするんだけど。

——制作のムードを率直に反映していると。

でも調べてみると、細かいとか繊細とかそういう意味もあって、そうすると自分の作業にもそれはあるし。で、嫌に耳馴染みがいいと思ったのは、うちのFAX機に「SUPERFINE」ってモードがあったからです(笑)。

——刷り込みだったと(笑)。でも細かいというのは思ってらっしゃることを解像度高く実現できているということですもんね。

そうですね。「こうするといいだろう」っていう自分のイメージ、こんな曲が入るといいだろうとか、この曲はこうしようとか、このイメージと寸分違わぬ様に作ろうって姿勢なんです、常に。「あ、こういうのできたらいいじゃん。」って、ワクワクってするものに実際やってみたら届いてないとかいうのはダメだと思うんです。そういう『SUPERFINE』でもある。だから要は「ちゃんとやれ」ってことですね(笑)。

【インタビュー】Suchmos YONCE、水カン、cero髙城ら若き才能と邂逅。分断するシーンを繋ぐ冨田ラボ最新作「SUPERFINE」

冨田ラボ – 「SUPERFINE」 Trailer

RELEASE INFORMATION

SUPERFINE

【インタビュー】Suchmos YONCE、水カン、cero髙城ら若き才能と邂逅。分断するシーンを繋ぐ冨田ラボ最新作「SUPERFINE」
2016.11.30(水)
冨田ラボ



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EVENT INFORMATION

isai Beat presents 冨田ラボ LIVE 2017

2017.02.21(火)
OPEN 18;00/START 19:00
恵比寿LIQUIDROOM
ゲストシンガー 後日発表

問い合わせ : HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999(平日12:00-18:00)

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石角友香

石角友香

ライター

大阪府出身。関西版ぴあ編集部で音楽コーナーを担当したのち独立。関西発信の今や幻(?)の音楽/カルチャー誌「MaMAマガジン」編集長を経験。現在は東京在住。音楽ポータルを中心に主に日本のバンド/アーティストのインタビュー、ライブレポート、特集記事の編集・ライティングを行う。音楽以外にも著名人の仕事上の失敗談や仕事観を探る週刊企画の編集や、企業誌なども担当。また、「FUJIROCK EXPRESS」の速報レポートや会場レポートを届けるチームに’13年から参加。10数年 観客として参加していたFUJIROCKを違う角度で体験中。

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