Interview:Seiho

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Q1.音楽を始めるキッカケ/ルーツを教えてください!

初めて楽器を買ってもらったのはギターで、小学3年生の時。当時コーネルデュプリー、エリックゲイルに憧れて。でも、楽器屋で「ゆずの人が弾いてるのと、Bzの人が弾いてるのどっち?」って聞かれたので「コーネルデュプリーの弾いてるのが欲しいです」って言ったら店員さんに分かってもらえなくて。で、「うーんと、クラプトンとかサンタナの!」って伝えてストラタを買ってもらいました。それから中学生になって、自分の持ってるのがテレキャスターじゃないと知ってめちゃくちゃショックでした(笑)。

電子音楽を始めたのは、中学3年生~高校1年生の時に新世界のブリッジというライヴハウスで電子音楽のイベントに出会ったのと、2000年のCarsten Nicolai展、K2レコードで12k周りのアーティストのCD借りまくってた時ぐらいに興味を持ち出しました。当時大学生だった知り合いのDJさんに「ACID」というソフト教えてもらって作り出したのが最初です。

Q2. 大阪では古くは「ゼロ年代」やノイズ・アーティストなど、エッジの効いた様々な音楽カルチャーを生み出しています。今では若くて才能あふれる電子音楽家たちが多く生まれている印象がありますが、それについてはどう思いますか?

僕は関西、大阪の「シーン」という言葉にあまり興味がなくて、近い人を喜ばしたり、近い人が楽しんでくれるように音楽を作っています。だから新作は必ず大阪の仲のいい人に聴かせたいし、信頼できる近しいミュージシャンが多くの人の耳に届くようにレーベルもスタートしました。

ただ、土地と音楽の関係性についてはすごく興味があります。特にインターネットを通じて世界中の音楽が同時間に聞ける今、このような現象が発生することは面白いですね。でもデトロイトで起こったこと、マンチェスターで起こったこと、どれを見ても共通する点は一つで、そこに面白い人間が居たかどうかということだけです。ただ、単純にそこに集まっている人間(クリエイター以外も)が面白ければ、どこの土地でも同じ現象の発生条件は整うと思ってます。

Q3. あなたのパフォーマンスを見ていると、ポリシーを貫いて音楽活動しているように感じます。それは大阪という地域性は関係していますか?

ポリシーですか…。
ただ上記でも話したように近しい人に喜んでもらいたいとか、信頼しているクリエイターと一緒何かを作りたいという気持ちはずっとあります。あと、譲れない事といったら「美の感覚」ぐらいですかね、美しいものを作っていきたいし、美しいものを届けたいです。これは完全に個人的な「美」です、この「美」がたとえ万人に共感されなくても、そこだけは譲れません。

Q4. 関西のオススメなヒト・モノ・コトを教えてください!

「関西の商店街」
生まれも育ちも商店街っ子なので、商店街は大好きです。小学校の帰りに靴屋のおじさんがお菓子くれたり、同級生の両親がやってるお店でみんなでジュース飲んだり、懐かしいです。最近も色々な商店街に行って買い物するんですが、店のおばちゃんに服勧められたり、全く関係のないおばちゃんまでその会話に入ってきたりして(笑)。
九州、小倉の魚町商店街も、北海道の狸小路商店街もすごく親近感沸いて好きです。

Q5.あなたの「夢」は何ですか?

今の目標は、なるべく多くの人に僕たちの音楽を聴いてもらうことです。
大きな夢は、世界中の人があっと驚くような音楽を作りたいです。

Release Information

Now on sale!
Artist:Seiho(セイホウ)
Title:ABSTRAKTSEX(アブストラセックス)
TRIPPER RECORDS / ZAM-1001 / ¥2,100(tax incl.)

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