2022年8月に2年ぶりとなる3rdアルバム『Betsu No Jikan』を発表した岡田拓郎。本作のアナログリリースを11月に控える中、現代におけるポップソングの可能性に真っ向から挑み賞賛を得た2ndアルバム『Morning Sun』のアナログリリースが2023年3月に決定した。

傑作2ndアルバムが待望のアナログ化

鮮烈な印象を残したデビューアルバム『ノスタルジア』から約3年を経て発表された『Morning Sun』は、音楽を音楽へと取り戻す研ぎ澄まされた8つのソングを収録。ジャケット写真は、岡田がレコーディングやライブに参加するなど、親交の深いROTH BART BARONの三船雅也が担当したもの。本日より予約がスタート、ぜひこの傑作を手元で体感してほしい。

岡田拓郎、2020年のアルバム『Morning Sun』が来春待望のアナログ化 music221031-okada-takuro2

10年代インディー・ロック最高の果実といえる『ノスタルジア』、シティポップ〜バレアリック・リヴァイヴァルの「その後」を提示した『The Beach EP』……。それらの傑作を経て、孤高の天才音楽家・岡田拓郎が提示したのは、新しい時代の「シンガー・ソングライター・ミュージック」の姿だ。
 
ほのかにアーシーな香りが燻るフォーク・ロックを基調としながらも、全曲において斬新極まりない(しかし非常に沈着な)メロディー/ハーモニー構成が施され、慎ましくも最も効果的なアンサンブルによって彩られていく。また、初の全曲岡田本人作詞となった歌詞、そしてそれを繊細に描き出す歌唱の魅力にも注目だ。去りゆく時や事物を哀しくも優しげに眼差すような歌世界は、その音楽内容が湛える儚げな佇まいや可憐と、ハッとするほどの美的な呼応を形作っている。
 
谷口雄(ピアノ、ウーリッツァー、オルガン)や増村和彦(ドラムス、パーカッション)という「森は生きている」時代からの盟友を交るのみのシンプルな演奏も、見事に研ぎ澄まされている。定評のある精緻な録音は、名匠エンジニア葛西敏彦と岡田による共同作業の成熟を物語るように充実した成果を聴かせてくれるし、岡田自身のミックスやグレッグ・カルビのマスタリングも、紛うことなく世界第一級のものといえる。
 
この圧倒的傑作『Morning Sun』は、音楽を愛する者の心に希望と安らぎを灯す。

柴崎祐二(ライナーノーツより)

岡田拓郎 Okada Takuro – Morning Sun –

RELEASE INFORMATION

『Morning Sun』

岡田拓郎、2020年のアルバム『Morning Sun』が来春待望のアナログ化 music221031-okada-takuro1

2023年3月下旬予定

岡田拓郎 Okada Takuro

〈only in dreams〉/〈JET SET〉

JSLP130

¥3,850(tax incl)

 

【TRACKLIST】

SIDE A

1.Morning Sun

2.Nights

3.Birds

4.Lost

5.Shades

SIDE B

1.No Way

2.Stay

3.New Morning

 

【クレジット】

Takuro Okada – Vocals, Guitar, Electric Bass, Wurlitzer(on Shades)

Yu Taniguchi – Piano, Wurlitzer, Organ

Kazuhiko Masumura – Drums, Percussion

Recorded & Mixed by Takuro Okada, Toshihiko Kasai(studio ATLIO)at studio ATLIO,OKD Sound Studio

Mastered by Greg Calbi

All music written by Takuro Okada

except ‘Morning Sun’ written by Takuro Okada&Yu Taniguchi

All lyrics written by Takuro Okada

Cover Photo by Masaya Mifune(ROTH BART BARON)

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