16年もいよいよ本格的にスタートし、徐々に今年のフェイバリット・アルバムが見つかりはじめている人も多いはず。それなら、NYを拠点にするザ・ノックスのデビュー・アルバム『55』はもう試した?? 彼らはアリアナ・グランデやブラック・アイド・ピーズ、ジャスティン・ビーバー、カーリー・レイ・ジェプセンらが所属するスクーター・ブラウンの王手マネージメント、SBプロジェクトと契約。今回カーリー・レイ・ジェプセンから元フージーズのワイクリフ・ジョン、ウォーク・ザ・ムーンまでが参加したデビュー作を完成させています。
活躍著しいプロデューサー・デュオの注目株
ここ数年の音楽シーンの目玉と言えば、ダフト・パンクを筆頭にしたプロデューサー・ユニットの活躍。その勢いまだまだ収まりそうになく、15年には“Lean On(feat. MØ)”が定番フロアアンセムになったメジャー・レイザー、新作『カラカル』で2作連続の全英1位&アメリカでもトップ10入りしたディスクロージャー、シドニー/メルボルンから若きスターが続々登場するオーストラリアのフライト・ファシリティーズ(『Live with the Melbourne Symphony Orchestra』)などが好盤をリリース。彼らは楽曲制作を多くのゲストたちと分業することによって、作品に豊かなバラエティを追加。多様性を重んじる時代ならではのポップ・ミュージックを鳴らしています。
Major Lazer & DJ Snake – Lean On(feat. MØ)
Disclosure – Magnets ft. Lorde
Flight Facilities – I Didn’t Believe feat. Elizabeth Rose
DJビー・ロックとジェイ・パットの2人によるザ・ノックスも、まさにその一組。奇抜な音の配置やバランスを持った近未来的なエレクトロファンクでティンバランドらと90年代末~00年代初頭のポップ・ミュージックに発明をもたらしたネプチューンズ(ファレル・ウィリアムス&チャド・ヒューゴ)が引き合いに出されることもあるものの、ノックスはよりディスコ~エレクトロ色濃厚で、スタイリッシュながらもエッジの効いた雰囲気はいかにもニューヨークのストリート・スタイル。そして今回の『55』は、実はファンにとっては「待ちに待った」「待ちくたびれた!」という言葉が似合う作品に。
Justin Timberlake – Señorita
(*ネプチューンズがプロデュース)
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