1924年にメキシコ・チワワで生まれ、アート・ブレイキー(Art Blakey)、デイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)、ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)といった偉大なアーティスト達とステージを共にしてきたジャズドラマー、ティノ・コントレラス(Tino Contreras)。彼の最新作『La Noche de los Dioses』が、10月23日(金)に〈Brownswood〉よりリリースされることに。

Tino Contreras『La Noche de los Dioses』が〈Brownswood〉より発売決定

今作のリリースは、ティノ・コントレラスジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)、そしてミュージシャン/レコードコレクターのカルロス・イカーザによって実現した。ジャイルス・ピーターソンが昨年始動したリイシュー・レーベル〈Arc Records〉からリリースされた『Musica Infinita』のリイシューに続く第2弾となる。ジャイルスは日本に訪れた際に、ティノ・コントレラスの『Musica Infinita』を初めて手にし、その後メキシコシティでコントレラスと遭遇。これをきっかけに『La Noche de los Dioses』がリリースされる運びとなった。

La Noche de los Dioses』では、2020年にメキシコシティで制作され、現代ジャズをテーマに3/4のリズムで表現された7つの新録音源を収録。アルバムのオープニングを飾るのは、70年代に作曲されたタイトル曲“La Noche de los Dioses”だ。妖艶なソプラノサックスと力強い鍵盤のサウンドによって、聴く者を超越的なところまで導くような楽曲となっている。“Máscaras Blues”は、ヒプノティックなリズムの広がり、そして優雅なピアノソロが盛り上がりを演出している。“El Sacrificio”は、コントレラスの過去50年の旅先での生活を表現したもので、呪術的なリズムセクションで旅の山場が表現されている。“Al Amanecer”は、曲全体が壮大な雰囲気に包まれており、ティノ・コントレラスは「新しい世界に生まれ変わる機会について」の楽曲であると説明している。最後を飾る“Niña Yahel”は、彼の想像力が最大限に発揮された楽曲だ。これまでの活動を総括すると共に、未来へと繋がる力強さを表現しており、本作が未来につながるサウンドであることをはっきりと示している。

La Noche de los Dioses』は、解説が封入された国内仕様盤CDと輸入盤CD/LPのほか、デジタルでもリリースされる。本作に寄せたジャイルス・ピーターソンのコメントは以下の通りだ。収録曲“El Sacrificio”も公開されたので、是非チェックしてみよう。

このアルバムは素晴らしい! このレコードは彼のキャリアの全貌を一つにまとめたものだ。メキシコのナイトクラブ、ブルース、デカダンス……そういったものを捉えて表現されている。地下宇宙的なサウンドだ……。

Gilles Peterson

Tino Contreras // La Noche De Los Dioses // El Sacrificio

EVENT INFORMATION

La Noche de los Dioses

Gilles Petersonも絶賛!86歳のジャズドラマー・Tino Contrerasの最新作『La Noche de los Dioses』が〈Brownswood〉より発売決定 music200917_tino-contreras_1-1920x1920

2020.10.23(金)
Tino Contreras
Brownswood Recordings

Tracklist:
01. La Noche de los Dioses
02. Máscaras Blues
03. Naboró
04. Malinche
05. El Sacrificio
06. Al Amanecer
07. Niña Yahel

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