新たなディスプレイの技術として注目を浴びている「ミニLED」を駆使したデバイスの登場が期待されている中、Appleの製品でも来年以降、続々と導入され始めるようだ。

ミニLED搭載のiPad Pro&MacBook登場で、市場拡大?

情報によると、Appleは来年発表を予定しているとされる12.9インチのiPad Pro、そして14インチ、16インチのMacBookシリーズでミニLEDの導入を検討している模様。台湾のミニLED製造メーカーとの提携を図るため、来年それぞれのデバイスの公開入札を実施するようだ。すでに多くの企業が参画の意思を示しているようで、大手のEpistarやFitTech、Saultechに加え、中小規模のLED製造メーカーが参入する可能性が示唆されている。またLGやヒソン電子株式会社など韓国のメーカーとも提携する見込みだ。

ミニLEDは10万:1ともいわれる圧倒的なまでのコントラスト比で、これまで以上にはっきりと、そしてなめらかな映像を映し出すことができる技術として注目を集めているが、ようやく来年以降、多くのスマートデバイスで実用化され始める様子。来年のiPad Pro、14インチ、16インチのMacBookシリーズの発売がその契機となるようだ。新型のiPad Proは10,384ものミニLEDチップを搭載することが見込まれているが、それぞれのチップの発光量を個別に制御することができるローカルディミング技術を応用することで、より高精細でコントラストもはっきりとした映像を表示できるようになる。

このミニLED搭載iPad Pro、そして14インチ、16インチのMacBookシリーズは早ければ2021年第1四半期にも登場することが予測されており、後を追うようにLenovoDellなどといったコンピューターメーカーからミニLEDを搭載したノートブックが発表されるのではないか、と伝えられている。ついにミニLEDを搭載したデバイスが来年続々登場する!? Appleから発表されるミニLED搭載のデバイスにも注目だ!

来年ミニLED搭載のiPad Pro&14インチ、16インチのMacBookが登場で大幅市場拡大か? tech200707_miniled_apple_1
Photo via Apple Newsroom