kim(UHNELLYS)

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コラムニスト

声とバリトンギターによるリアルタイムサンプリングと、それにジャストのタイミングで合わせたドラムを基盤に、ロック、ヒップホップ、ジャズの垣根を飛び越えた唯一無二のサウンドを構築する「UHNELLYS」で歌う男。2013年には2度目の<FUJI ROCK FESTIVAL>に出演し、夜の食堂を大いに盛り上げる。そして2014年3月、自身で設立したレーベル、〈I’mOK〉から5thアルバム『CHORD』をリリース。何度でも言うが音楽は素晴らしい。

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演じる女

[第59回 演じる女]俳優養成所に通い続け、芽が出ないまま40歳を過ぎ、俺は俳優養成所の講師になった。もちろんいくつかの舞台には出演したし、テレビドラマで演技をした事もある。しかし、俺が思い描いていた俳優の理想像とはあまりにかけ離れた生活が続いた。

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ヒグマの選択

[第58回 ヒグマの選択]「こんな生活がしたかったんだ。本当に助かったよ。作物をあさる事もしなくていいし、
冬眠の準備もいらない。ここは本当に落ち着くよ」ヒグマは2重の鉄格子の奥から僕に話しかけて来た。

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ホームレスの君へ

[第57回 ホームレスの君へ]ホームレスの自立支援をする活動に参加してから3年が経った。最初の頃は週末の炊き出し準備ばかりだったが、今では体調を聞いて回る「声がけ」も行っている。

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祭りのあと

[第56回 祭りのあと]幼稚園で好きな女の子が出来た、と息子が言う。まず「好き」という感情にもう気付いている事に驚いたし、俺に似てシャイな息子からそんな言葉が出てくるとは思わなかった。

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葉桜を探す理由

[第55回 葉桜を探す理由]結婚する前からだから、もう数十回も二人で一緒に桜を見ている。たとえ満開にはまだ遠くても、残業が続いている時でも、多少雨風が強くても、妻は必ず私を桜並木に連れ出した。

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猫が行方不明

[第54回 猫が行方不明]僕は休日を使って迷い猫を探すボランティアをやっている。別に団体に所属しているわけではなく、ただ自分1人であちこち探しまわるだけだ。

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沈黙のハンバーグ

[第53回 沈黙のハンバーグ]僕は地方新聞の片隅で「隠れた名店を探して」という連載を執筆している。学生時代から食べ歩きが趣味だった僕にとっては念願が叶った連載だ。

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奪えないもの

[第52回 奪えないもの]今は占い師をやっている祖父は、若い頃レスリングの選手だったらしい。有名な選手だったのよ、と祖母が教えてくれた。祖父の引退試合の対戦相手が、偶然にも当時祖母が付き合っていた年下の彼氏だったという。

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どこまでも平行な水平線

[第51回 どこまでも平行な水平線]確か前に会ったのは彼女が離婚して間もない頃だったと思う。3年位前だろうか。日ごとに破綻していく家庭に疲弊していた彼女は今より何キロも痩せていた。やつれていた、と言った方が正しいだろう。

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もしもピアノが弾けたなら

[第50回 もしもピアノが弾けたなら]歩行者天国を歩いていると道の真ん中に人だかりが出来ていた。若い頃に大道芸をやっていた私は、こんな時いつも迷わず覗きに行く。少し遠巻きに見ている観衆の様子を見て、一体どんな芸なのかさらに興味を引かれた。

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夢のカルフォルニア

[第49回 夢のカルフォルニア]姉が交通事故にあったと連絡があり、急いで病院に駆けつけた。

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黒い太陽

[第48回 黒い太陽]いつもの道を歩いていると、真っ黒くて小さい猫と目が合った。

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最初と最後のレシピ

[第47回 最初と最後のレシピ]ママの闘病は2年続いた。日ごとに何もかも忘れていったママ。最後には赤ちゃんの様な笑顔で亡くなった。

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招かれて

[第46回 招かれて]デートの途中でお寺に行くなんて駄目だよなと思ったけど、どうしても気になったから立ち止まってしまった。

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夢で会えたら

[第45回 夢で会えたら]「ここ一週間、毎日何時間もお経を唱えてる婆さんがいる」と仲間達が話してるのを聞き、早速見に行った。観光客が多いこの寺でそこまで熱心にお経を唱える人は珍しい。

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ある晴れた日に

[第44回 ある晴れた日に]昨日、僕の子供が産まれた。少し大きめの女の子。産まれた瞬間からギャーギャー泣かれるのかと思っていたけど、実際は小熊の寝言の様な泣き声だった。

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その先に見えるもの

[第43回 涙が見えない]今日は朝からいつもより多めに薪を燃やしている。毎年ここを訪れて来る夫婦に、時間の許す限りゆっくりしていって欲しいからだ。

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恋するボーイズ

[第42回 恋するボーイズ]2年間1度も山から下りなかった僕は、都会のあまりの電気の眩しさと人の多さに既に参ってしまっている。

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涙が見えない

[第41回 涙が見えない]東京とニューヨークでの遠距離恋愛がスタートしてから3度目のクリスマス。段々視力を失ってしまう難病にかかってしまった彼に会うのは半年振り。

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ホットドックアンビシャス

[第40回 ホットドックアンビシャス]高校2年の春から1年間、僕はアメリカに留学していた。市街地からは遠く離れた田舎の学校で、世界各地から留学生達が集まっていた。

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あの人に伝えて

[第39回 あの人に伝えて]祖父は若い頃から伝書鳩を飼っていた。多い時には数百羽でレースに参加した事もあったらしい。

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リンダリンダ

[第38回 リンダリンダ]僕がカメラマンになった頃は結婚式を撮影する仕事をしていた。「思い出深い結婚式」と聞かれたらそれは間違いなく男同士での結婚式だろう。

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遠く響く太鼓

[shortstory]【第37回 遠く響く太鼓】親不孝のバカ息子より、よっぽど良い顔してやがる。バチを握る腕もあんなに逞しい。あれでこそワシの継承者だ。

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こんにちは、初めまして

[shortstory]【第36回 こんにちは、初めまして】私たち姉妹が日本に渡って来たのは20年位前。それから毎日の様に過酷な練習にはげみ、週末になれば日本全国どこにでも踊りに行く生活を続けて来た。

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傘もささずに

[shortstory]【第35回 傘もささずに】「出会った頃のパパは学生運動に熱心だった」という話は何度もママから聞いていた。

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また会う日まで

[shortstory]【第35回 また会う日まで】店の前に椅子を用意して、今日もBARのオープン作業が終了する。別に店内が満員の時に待ってもらうための椅子ではない。毎晩通ってくる「猫」のためだ。

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ボタンの掛け違い

[shortstory]【第33回 ボタンの掛け違い】見下ろすと男はまだそこにいた。今日はもう2時間も経ってるけど帰らない。

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とにかく踊れ

[shortstory]【第32回 とにかく踊れ】僕は「40歳になったらダンスを始める」と決めていた。ダンスの種類は何でも良い。

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ずっと行方不明

[shortstory]【第31回 ずっと行方不明】昨日の夜、行方不明だった父親が10年振りに突然帰って来た。彼が出て行った時、僕はまだ6歳だったから実はそんなに憶えていない。

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本当の色

[shortstory]【第30回 本当の色】僕が葬儀屋に就職してから2年。ずっと斎場内での仕事だったが、今月からは自然葬の担当に配属された。

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始まりの嫉妬

[shortstory]【第29回 始まりの嫉妬】結婚式が終わって一週間。まだ荷物も気持ちも落ち着かないまま今度は新居への引っ越し。部屋を片付けなきゃなのに次から次へと懐かしい写真が出て来てしまい、作業がなかなかはかどらない。

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あいうえお

[shortstory]【第27回 あいうえお】シンガーソングライターとして活動している彼女が声帯ポリープの手術を受ける事になった。

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檻の無い動物園

[shortstory]【第27回 檻の無い動物園】昨日から私は日本有数の体験型動物園に配属になった。……

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演じる転校生

[shortstory]【第26回 演じる転校生】2週間だけの期間限定で、僕の中学校に双子の転校生が来た。 両親が経営する劇団と一緒に全国を巡業しているらしい。

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聞こえる景色

[shortstory]【第25回 聞こえる景色】東京から福岡へ高速バスで行こうと思いついたのが3日前。もちろん安さにも惹かれたが、車窓から刻々と変化する風景をゆっくり眺めながら移動してみたいと思った。

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大人の階段

[shortstory]【第24回 大人の階段】姉ちゃんに駄々をこねて、街のお祭りに連れて行ってもらった。もう8歳だからパパやママと一緒に行くのも照れくさかったし、姉ちゃんの友達は帽子から靴の先まで真っ黒けで、なんかかっこ良かったから一緒に歩きたかったのだ。

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