またまた新店舗として、渋谷にムジナ=穴熊のすきやき店をオープンするらしいパイセン。今回はシカの解体が趣味で、獣グルメや害獣被害にも詳しい水曜日のカンパネラコムアイさんを迎えた対談で、獣肉の魅力を教えて! パイセン!

Q.1 今回、「むじなや」を出店しようと思ったのはなぜなの?

大谷 もともとは飲み仲間の若い猟師がいるんだけど、大分に住んでる人で、34歳ですごいイケメンで。彼が言うにはイノシシとシカがすごく取れちゃって、九州全域で330億円ぐらいの害獣被害があるらしい、と。それでうちに売り込みに来て、シカやイノシシ肉について話していたら「実はとっておきの、もっとおいしい肉があるんです」と言うわけですよ、彼が。それが穴熊で。でも穴熊の場合、一頭獲ってもそこから肉が数キロしかとれないから「みんな面倒臭がって獲らないんだ」と。アライグマみたいな、ラスカルみたいなやつなんですけどね。

コムアイ ラ、ラスカル……(笑)。

大谷 そのイケメンの猟師曰く、シカは撃たなくて首をヘッドロックしてご機嫌なうちに気絶させて〆るので、美味しいって評判で。その話を飲み屋でしてたら、(イケメンなので)話を聞いたお姉ちゃんたちも「私も絞められたーい」みたいな感じになって(笑)。シカも美味しかったし、それより美味しいものがあるって聞いちゃったら、そりゃあ食べたくなるでしょう。でも穴熊は獲っても猟師さんたちが自分たちで食べちゃうらしいのね。それってズルいでしょ?(笑)。結構昔の文献で、椎名誠さんであるとか、著名な方が書いてる文献の中でも「ムジナのすき焼きが美味しい」と書いてあるのは読んでいたし、「それなら」と思って。

コムアイ 穴熊はイノシシよりさらに脂肪があっておいしいって聞いたことがありますよ。

大谷 そう。あと、季節によって結構味が変わる。一番美味しいのは秋。一年通してレギュラーで食べられるところって、実はなかなかないよね? 今はジビエ料理(野生の鳥獣料理)が流行ってるし、ないんだったらやろうと思ってね。「あるものはやらない。なければやる」っていうのが基本的な考え方なんですよね。

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Q.2 一方、コムアイさんがシカの解体に興味を持ったきっかけは??

コムアイ 音楽を始める前の話なんですけど、山奥でシカの解体を教えてくれるところがあって。獣害問題に興味がある人が集まるんですね。それで毎週末集まってたんですけど、「そこに来ないような人たちにこそ、体験してもらいたい」ってずっと思ってて。その後、水曜日のカンパネラを始めたんですけど、ステージに立つ仕事だから、これを利用しちゃおう、と思って。それでライヴでシカの解体を披露したりもしてるんです。

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大谷 この間、ライヴを観させてもらう機会があったんだけど、あのエネルギーはどこから出てくるのかなって。「何かキメてるんじゃないか?」ってぐらいの(笑)。

コムアイ はい、実は良いのがあるんですよ大谷さん……て、嘘ですよ。完全にクリーンなので(笑)。いつもそうなれるわけではないんですけどね。でもノッた時は結構突き抜けちゃう。

大谷 (笑)。それにしてもすごいよね。シカをさばけるって。結構なもんですよ。

コムアイ 私は食べたいからさばいてるだけなんです。あとは、可愛いからさばきたい、っていうのもあって。たとえば、イノシシは全然さばきたいと思わないんです……(笑)。女性がシカを解体するっていう行為自体も美しいかなって。

大谷 猟師の免許も取っちゃおうよ。さっき話したイケメンの猟師の人が講習もやっていて。簡単に取れるらしいんで。

コムアイ 取りたいんです、私。でもなかなか田舎に行く時間がなくて。それに「免許持ってます」って言うだけで一年間使ってない、みたいになるのが嫌なんですよね。

大谷 女の人が取ってたらかっこいいよね。(コムアイさんの)このルックスで免許持ってたら、相当グッとくると思う。普通は撃って終わりなんだけど、そのイケメンは肉屋も併設してて、結構やり手なんですよ。

コムアイ へええ、結婚したいです(笑)。行かなきゃ(笑)!

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大谷秀政

大谷秀政

コラムニスト

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