ミシュランも認めたオリジナル和食と日本酒を堪能出来るレストラン

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日本食ブームが今ほど盛り上がる前から本格的な日本食が食べられるレストランとして定評のあるULA-berlin。メインシェフの中島氏は、日本有数の老舗レストラン、ドイツの日本大使館などでシェフをしていた一流の腕を持つ。2015年版ミシュランにも掲載されており、政府関係者や大企業の重役の御用達店であり、評判を聞いた報道関係者や飲食業界関係者がお忍びで来るなど、ベルリンでも一目置かれている日本食レストランである。それでいて、丁寧でアットホームな接客はとても居心地が良い。

肉を使った和食メニューや創作料理など、ULAでしか食べることの出来ないオリジナルメニューが人気であり、ベルリンならではの食材を活かしているとのこと。何より、盛付けの美しさや味の繊細さに感動させられる。

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また、菜食主義者や食材にこだわりを持つ人が多いドイツでは、お客さん一人一人に気を配る必要性があるため、配慮や”おもてなし”に関しては、日本よりハイレベルだと感じることがある。 3月にラグジュアリーな会員制ホテルグループSOHO HOUSE Berlinにて、寿司と日本酒を嗜む晩餐会が開催された際には、一見いくらに見える寿司ネタが、実はポン酢で作られたゼリー状の粒という見た目にもキレイなアイデアメニューを提供していた。

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ULAの売りの1つであるのが、厳選された日本酒のラインナップだ。この日用意された日本酒は、「久保田」と「福寿」の2種類で、寿司に合うと評判だった。最近では、島根県津和野町にある古橋酒造の「初陣」という日本酒が新たにラインナップ入りした。津和野町とベルリンは姉妹都市であり、ベルリンの信号機キャラクターのアンペルマン社との共同企画ではるばる日本からやってきた貴重なお酒である。今後も様々なプロジェクトを行っていく予定とのこと。

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ULAでは、通常のレストラン業務以外にも、こういった催しやコラボレーションを多数行っており、同敷地内の地下にあるギャラリーでは、アートエキシビジョンや<SAKE BAR>というレギュラーのパーティーも開催している。自由な発想を生み出せるのはベルリンならではと言えるのではないだろうか。

ULA berlin
Anklamer Straße 8,10115 Berlin,
+49 30 89379570

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