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暗くて寒い陰鬱なベルリンの冬を抜け出して向かった先は、空、海、湖、泉、全てがこの世のものとは思えないほど美しい”青”で形成された奇跡の国メキシコ。マヤ人が残した最後の都市トゥルムと7色の湖バカラルをメインにその周辺地域を含むカリブ海の魅力を現地レポートとしてお届けしたい。

暗くて寒い陰鬱なベルリンの冬を抜け出して向かった先は、空、海、湖、泉、全てがこの世のものとは思えないほど美しい”青”で形成された奇跡の国メキシコ。マヤ人が残した最後の都市トゥルムと7色の湖バカラルをメインにその周辺地域を含むカリブ海の魅力を現地レポートとしてお届けしたい。

カリブ海の神秘に囲まれた美しい国、メキシコの現地レポート kmpost-68__1008564-1200x900

これまでの人生で出会ったことのないカリビアンブルーの美しさを目にした瞬間、頭に浮かんだのが『限りなく透明に近いブルー』だった。村上龍の代表的な作品であり、メキシコとは何の関係も由来もない単なる小説のタイトルであるが、まさに“限りなく透明に近いブルー”そのものだったのだ。

朝の8時を過ぎないと明るくならず、運良く晴れたとしても午後の4時には暗くなってしまう。曇りか雨の日は一日中灰色に包まれ、闇が深くなってゆくだけ。荒廃した灰色の建物、黒いファッションに曇った表情の人々、黒と灰色しか存在しない世界にいい加減辟易していたところに突然友人から連絡が入った。オランダ・アムステルダムにいるはずのその友人は今メキシコに住んでおり、遊びにおいでというのだ。

ここから人生初の中南米の旅が始まった。

直行便などあるはずのないベルリンからほぼ1日かけてようやく辿り着いたカンクン国際空港。そこから目的地であるトゥルムまでは南へ約2時間半掛かるため、途中に位置するプラヤ・デル・カルメンに1泊し、翌日友人の住むトゥルムへ到着するという長旅。

空港からの移動はプライベートタクシー、コレクティーボ(乗り合いタクシー)、ADO(アデオ)と呼ばれる中長距離用の高速バスのいずれかで電車はない、というか線路自体開通していない。

トゥルムに到着するまでに、離発着の遅れによる過酷なトランジットやロストバゲージなどかなりのトラブルに見舞われたため、電車というアクセス方法がないことに驚く余裕などなかった。旅のトラブルに関しては特集が組めるほど自虐ネタが満載なため、また別の機会にお伝えしたいと思う。

1日だけ滞在したプラヤ・デル・カルメン(以下、プラヤ)は今人気のリゾート地とあってツーリストも多く、新しくてモダンな複合ビルだらけで驚いた。

高級リゾート地のバブルな雰囲気も感じさせながら地元の人たちはとても親切で温かく、お笑い芸人並のテンションの高さと適当さにほっこりさせられ、移動の疲れも緩和されていった。

しかし、断然好みだったのはトゥルムである。スーツケースがないことをいいことに地元の人たちが日々の足にしているコレクティーボに乗り、窓から見えるヤシの木と太陽を眺めるだけでも嬉しくなったが、ダウンタウンに入った瞬間思わず声を上げた。

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これぞ求めていたメキシコの地である。もともとジャングルだったとは思えないほどメイン通りにはホテル、コンビニやスーパー、レストランやカフェ、お土産物屋が立ち並び、夜遅くまで営業していてとても便利。それでいて高層ビルは一つもなく、掘っ建て小屋のような小さくて簡易的な店にハンモックやドリームキャッチャーが並び、メイン通りから1本中へ入るとヤシの木と個性豊かなビビッドカラーの建物たちが立ち並ぶ。

トゥルムから車で20分ほど行ったところに位置するフランシスコ・ウ・マイもとても魅力的な村だった。

ウッドの家具、籠、ドリームキャッチャー、ランプシェード、ハンモックの店舗が多く、街中で買うより安くセンスの良いものが揃っている。飛行機でなければ買って帰りたいものばかりで近隣に住む友人がとても羨ましかった。

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トゥルムといえば遺跡とグラン・セノーテが最も有名であるが、私は断然ダウンタウンとビーチが好みである、もちろんグラン・セノーテも噂に聞く驚きの美しさでまるで宝石のようだった。

日の当たり方や深さで違った青を見せてくれるためずっと見ていても飽きず、神秘的とはまさにこのことを言うのだと思った。ただし、人気スポットなため観光客で混雑しており、入場料が掛かるのに敷地内は売店さえも開いておらず、周辺には何もないため、シュノーケリング目的でなければ長時間いるのは難しいと感じた。

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何よりも求めていたカリブ海のビーチは時間の許す限りここにいたいと思わせるほど居心地が良い。柔らかくて気持ち良い白い砂浜に、透明感溢れるブルーの海水、そしてすぐ上には真っ青な空が出迎えてくれる。

滞在中はスコールが降ったり、風が強く、曇ったり晴れたりといった安定しない天気が多かったが、それでも毎日25℃を超え、カラッと晴れると30℃に達するため、あっという間に日焼けした。ヨーロッパの短い夏でさえ、日焼け止めを塗り対策をするほどなのに、太陽の存在に心から感謝した。

どれほど太陽に飢えていたのだろうか? 自分でも驚くほどである。

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トゥルムのビーチはダウンタウンから少し離れているため、タクシーやコレクティーボ、自転車での移動が必要となる。

またビーチ沿いはプライベートビーチが多く、ホテル、レストラン、ブティック、スパなどがセットになった高級リゾートエリアとなっており、宿泊者以外は誰でも入れる公共のビーチを利用しなくてはならないが、それでも十分過ぎるほど。これぞリゾート!!な美しいプライベートビーチの模様は次回にたっぷり紹介したいと思う。

マヤ人であってもメキシコ人であっても、私たちのようなツーリストであっても誰かれ構わず道で会ったら“Hola!!”と笑顔で挨拶をするのが習慣。その笑顔と人間味溢れる温かさにホッとさせられ、癒されていった。

メキシコといえば治安が悪いというステレオタイプなイメージが根付いており、私自身もそう思っていた部分があったが、全くの逆でヨーロッパの方がよっぽど治安が悪い。実際に行ってみなくては真実は分からないのである。そんなメキシコの魅力をまだまだお伝えしたいと思う。

【現地日本人ガイド紹介出来ます!!】
メキシコはホテルやレストランなどでも英語が通じない場合があります。また住所が非常に分かりにくくスペイン語が話せる人でも迷います。見知らぬ地を旅する時、現地に知人がいるといないとではかなり変わってきます。ローカルしか知らないスポット、車がないと行けない場所など貴重な体験が出来ます。トゥルムに住む日本人女性を紹介出来ますのでお気軽にご相談下さい!
問い合わせ先:kana.miyazawa@qetic.co.jp

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宮沢香奈(Kana Miyazawa)

宮沢香奈(Kana Miyazawa)

フリーランスライター/コラムニスト

長野県生まれ。文化服装学院ファッションビジネス科卒業。 セレクトショップのプレス、ブランドディレクターを経たのち、フリーランスとしてPR事業をスタートさせる。ファッションと音楽の二本を柱に独自のスタイルで実績を積む。2012年頃からライターとして本格的に執筆活動を開始し、ヨーロッパのフェスやローカルカルチャーを取材するなど活動の幅を海外へと広げる。2014年に東京からベルリンへと活動拠点を移す。現在、Qetic,VOGUE,繊研,men's FUDGEなどで連載を持ち、多くのファッション誌やカルチャー誌に寄稿している。また、国内外のカルチャー情報&体験を提供するアクティビティーコマースBANANAにて、現地ガイドを担う。

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