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特集としてお届けしてきたメキシコの現地レポートも今回でいよいよ最終回。メキシコ最後の旅は、透明感溢れる美しいエメラルドグリーンが七色の表情を見せることでも知られるBacalar(バカラル)湖へ。カリビアンブルーとはまた違う優雅で未知なる魅力を感じるラグーンの絶景とバカラル周辺を写真を多めに紹介したい。

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トゥルムから南へ車で約2時間半ほど行ったところに位置するBacalar(バカラル)。どこに行ってもカリブ海のブルーが広がるイメージのメキシコであるが、ここバカラルは海ではなく湖、しかも太陽の光や見る場所によって七色に変化すると言われており、その言い伝えを聞くだけでもロマンチック。私たちが訪れた1月末はオフシーズンなのか人気がないのかと思ってしまうほど観光客は少なく閑散としており、日本の地方にある寂れた温泉地を思い浮かべてしまったがそんな思いは一瞬で吹き飛んだ。実はその全くの逆であり、バカラルこそ知る人ぞ知るメキシコの穴場スポットなのだ。

日本人は私たち以外誰もいない。それだけでも優越な気分に浸ることが出来たが、噂の湖は自然の美しさとは信じられないぐらい透明度の高いエメラルドグリーンが一面に広がっていた。上品で濃厚なそのエメラルドは風に揺られ、太陽の光で輝き、影によって七色のグラデーションが永遠に繰り返し作られていくのだ。あまりにも現実離れした美しさとゆったりと揺れる水面をじっと眺めていると時が止まったような感覚に陥った。間違いなくメキシコにはいくつもの天国が存在している。ベルリンへ戻ってからもiPhoneの中にあるバカラルのエメラルドを宝石を眺めるかのように何度も何度も見直しては拝みたい気分になった。

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そんな癒しとスピリチュアルな雰囲気に反してバカラルは今、感度の高い外国人富裕層たちが土地を買い出している人気の場所なのだという。湖を見下ろせる高台には観光地としては少ないが、それでも一軒家、ホテル、別荘が点在しており、どこも贅沢なほど広大な土地に建てているのが印象的だった。数年後にはこの町は全く違う顔になっているのかもしれない。

トゥルムにおいてもたまたま知り合ったアメリカ人やインド人クリエイターがホテルビジネスに関わりながらインターネットラジオ番組『Radio Tulum』を主催し、DJイベントを行っているスポットがあった。穏やかでマイペースな地元の人たちとは対照的にビジネスチャンスを掴もうと世界各地から人が押し寄せている。自然との共存を決して忘れてはいけないと思うが、それほど可能性に満ちている地なのだと素人ながら感じた。

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バカラルは湖沿い以外にも素晴らしいロケーションがいろいろある。高台にあるモダンなヴィーガンレストラン、湖に向かうまでの道沿いにはショップとギャラリーが同じ敷地内に併設されているレストランがあり、そのスタイリッシュさには驚くほど。メキシコや南国テイストをしっかり取り入れつつもシティー感覚の洗練されたアイテムばかりを取り揃え、値段も良心的。レストランはジャングル仕様のガーデンスタイルになっており、オーガニック食材で菜食主義者向けのメニューもある。客層もオシャレでほとんどが外国人ツーリストといった雰囲気で一瞬ヨーロッパにいる気分に陥ったほど。行った時にはたまたま停電していたが、これがメキシコであり、ほっこりさせられる日常のハプニングである。

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バカラルには2泊だけの滞在だったがのんびり過ごしたい時は3泊以上するのが理想的。トゥルムへの帰路は信号のない同じ景色が続く長閑な田舎道。対向車はほとんどいない。真っ青な空に浮かぶふわっふわの綿菓子雲をひたすら追いかけながら、短い旅のエンディングを迎えた。

今回はたった10日間だった上に移動ばかりしていたが、カンクン空港からカリブ海沿いを南に、プラヤ・デル・カルメン、トゥルム、バカラルと欲張りコースで初メキシコを堪能することが出来た。一瞬一瞬が現実離れしているメキシコには驚かされることばかりで、きっと1ヶ月いても満足出来ないほど魅力に溢れている。このコラムでもまだまだ伝え切れていないことが山ほどある。日本の田舎で生まれ育った私にとって、ジャングルは知らなくとも大自然とゆったりとした時間の流れは何よりの癒しとエネルギーになったことは確かである。

そして、何よりも持つべきは”ローカルの友人”である。スペイン語でのフォローから始まり、オススメのレストラン、ガイドにはない観光スポット、お得なショッピングスポット、サルサまで教えてもらった。オランダで長年ガイドの仕事に携わっている友人のKeikoさんをはじめ、Keikoさんのパートナーであり画家のArmando、建築デザイナーのCarlosなどなど、メキシコで出会った全ての人に感謝の気持ちとまたすぐ会えることを願って、この記事をお届けしたい。
Gracias!!

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【現地日本人ガイド紹介出来ます!!】
メキシコはホテルやレストランなどでも英語が通じない場合があります。また住所が非常に分かりにくくスペイン語が話せる人でも迷います。見知らぬ地を旅する時、現地に知人がいるといないとではかなり変わってきます。ローカルしか知らないスポット、車がないと行けない場所など貴重な体験が出来ます。トゥルムに住む日本人女性を紹介出来ますのでお気軽にご相談下さい!
問い合わせ先:kana.miyazawa@qetic.co.jp

宮沢香奈(Kana Miyazawa)

宮沢香奈(Kana Miyazawa)

フリーランスライター/コラムニスト

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