映画に関しては出張サービスといった感じです。

――なるほど(笑)。その上で女優やお芝居をやっていく原動力とは一体どのようなものですか?

それは映画に限った話なんですよ。私、映画は好きなんですけどテレビとか舞台はファンじゃないので、出ても全然大丈夫なんです(笑)。基本的に映画はちょっと何か・・・

――特別な?

そう、特別な・・・ご褒美みたいなものなので。映画は私にとって常に特別であってほしいんです。話を戻すと、松本監督の作品は映画の中でも楽しんで観ていたものだったので、特にお会いしなくてもいいし、別に関わりたくもなかったのですが(笑)。俳優という職業をしているので、やりますよということなんです。だから、他の映画でも同じです。基本的に私は舞台の人間だと思っているので、私の体にあっている表現は舞台だと思っているので。映画に関しては出張サービスといった感じです。

――出張サービスですか(笑)! 僕も元々音楽や映画が好きで編集の仕事をやらせて頂いているのですが、どうしても幻滅した部分ってあるんですよね。そこで片桐さんはそこのさじ加減をどううまくやっているのかなと気になったんですけど。

それは仕事だってなった時からある程度は割り切りましたよね。ただ、映画とか好きな分野に関しては、いまだに気を付けていますよ。それはとっておきたいから。

――気を付けているというのは具体的に言いますと?

変な話ですが、例えば好きな監督に飲みに誘われても絶対にいかないとかね。

――なるほど!(笑)

それは気を付けていますよ。だって監督のどうだっていい姿とかみたくないじゃないですか?

――間違いないですね。

監督と仲良くなってしまって、つまらないものを面白いと言わなきゃいけなくなったりしてね。

――僕もそこで今悩んでいます。

それで映画は映画で仕事になってきちゃうしね。そこはある程度は気を付けてはおります。

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