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4人組サイケポップ・バンド、フィーヴァー・ザ・ゴースト、デビュー・アルバム『ジルコニウム・メコニウム』が日本でも発売! メンバーのキャスパーのインタビューをお届けします!

テンプルズを輩出した〈Heavenly Recordings〉と契約したことでも話題になったロサンゼルス出身の4人組サイケポップ・バンド、フィーヴァー・ザ・ゴーストを知っていますか?

2014年にデビューEP『クラブ・イン・ハニー』をリリース。そのMGMTのようなサイケポップに、70年代的グラム・ロック、ザ・フレーミング・リップスのような仮装パーティを呑込んだようなオリジナリティあふれるサウンド。謎の戦隊モノなアートワークやメンバーの個性的なルックスでたちまち世界中の話題となりました。

そんな彼らの持ち合わせる難解な性質と、逃れることのできないメロディ変化が絶妙に合わさって誕生したデビュー・アルバム、『ジルコニウム・メコニウム』がここ日本でも10月21日(水)に発売となります! 彼らの独特のポップ・サウンドが凝縮された今作。ザ・フレーミング・リップスのヴォーカルのウェイン・コインに「フィーヴァー・ザ・ゴーストのデビュー・アルバムは、彼ら自身がそうであるように、次元が違う。」と言わしめた一枚、チェックして損はないと思います。

そして今回、メンバーのキャスパー(Vo/Gt)のインタビューが届けられたので、早速お届け。バンドメンバーとの出会いや、バンド名の由来も語ってくれています。刺激を受けたアーティストには、なんとあの日本人アーティストの名前も! 必見のインタビューです!

text by Qetic・Takashi Matsunaga

Interview:Casper [Fever The Ghost(Vo/Gt)]

ーーこんにちは。今日は宜しくお願いします。アルバムが間もなく発売されますね。

そうなんだ。アルバムのリリースも楽しみだし、来月はショーのためにイギリスに行くんだよ。あと、YouTubeの新しいテクノロジーを使ったMVがもうすぐ出るんだけど(※)、それも楽しみだね。長い時間をかけてきたし、準備は万端。もういい加減リリースしないと(笑)。

Fever The Ghost – 1518

※すでにYoutubeにて公開済み

ーーバンドは結成何年なんですか?

2年くらいだから、まだまだ新人なんだ(笑)。

ーーいくつくらいなんです?

僕とボビーが23と24。メイソンとニックが29だよ。

ーー基本的に、あなたたちのバイオグラフィーは謎に包まれているところが多いですね。バンド・メンバーと知り合った経緯を教えてもらうことは出来るのでしょうか?

僕たちの出会い方そのものがミステリアスだからね(笑)。繋がり方が面白くて。まず、僕にはルーサー・ラッセルっていう叔父がいるんだけど、彼のスタジオでドラマーのニックが働いていたから、それをきっかけに僕とニックが知り合ったんだ。でも実は、ニックとはその前から知らないとこで繋がっていた。僕の知り合いオンラインで古いオルガンを売りに出したことがあったんだけど、それを取りに来たのがメイソンで、ニックはメイソンと同じバンドでプレイしていたんだ。近いところにいながらお互いのことを知らなくて、でも実は繋がってたんだよ(笑)。ボビーは友達のガーデン・パーティーで知り合って、会った瞬間、僕が彼に「いつか僕のバンドでプレイしてもらうよ」って言ったから、彼はちょっとビビったらしい(笑)。そんな出会い方でこのメンバーでの活動が始まったんだ。

ーー出会ってからどのようにしてバンドに発展していったんですか。

フィーヴァー・ザ・ゴーストは、レコーディングプロジェクトとしてショーンっていう友達と既に始めていたんだ。だから、彼らと会う前から、ショーンと一緒にEPをレコーディングしたりはしていたんだけど、その後いくつかレーベルが興味を持ってくれたから、そこからメンバーを探し始めた。ここまでの人数のプロジェクトをやるのは初めてだったし、ピッタリのメンバーを見つけるのは結構時間がかかったね。

ーーそんな中、ニック、メイソン、ボビーに出会ったわけですね? 彼らと出会ってから一緒に演奏するまではどれくらいかかったのでしょう?

すぐだったよ。皆演奏に慣れていたし、とりあえず初めてみたんだ。最初にギグをやったのも、出会ってから間もなくだったし。

ーーキャスパーが作った5曲をニコラスに聴かせて、そこにボーナビンが加わり、最後にメイソンが加わったそうですが、それはどんな風にして起こったことだったんでしょう。

メイソンは最後というか、ニックとセットメニューみたいなものだった(笑)。ニックをゲットしたら、もれなくメイソンがついてくる、みたいな(笑)。彼らは同じバンドにいたし、そのバンドでずっと一緒にツアーしていたからね。だから、彼らの経験値は僕やボビーよりもずっと上なんだ。まあ、最後に正式に加わったのはメイソンかな。

ーーまた、その時にやっていた5曲の中で、あなたたちの作品として世に出ているものはありますか?

それがさっき話したEPさ。曲の中には、かなり昔に書いたものもある。僕が高校の時から書いていた曲もあるんだ。

ーー曲はいつ頃から書き始めたのですか?高校の時?

いつだったかな……昔からドラマティックでシネマティックなサウンドトラックっぽい音楽が大好きで、そういうのをちょっと作ってみたりはしてたけど、バンドをやりだしたのは高校1年くらいの時だと思う。

ーーあなたを含めたバンド・メンバーはどんな音楽が好きなんですか?

僕たちは何でも聴くんだ。そこが良いところなんじゃないかな。ポップ・ミュージックも聴けば実験的な音楽も聴くし、カントリーも聴くし、とにかく何でもアリなんだ(笑)。

ーー好きな音楽は全員同じ? それともどのメンバーが特にこれが好きといったような好みはありますか?

いや、皆すごく音楽に対してオープンだと思う。どんな音楽も聴くし、作る時もあらゆるフォームのサウンドを試すんだ。どんなジャンルの音楽でも取り入れるというのは、僕たちの哲学でもある。どんなサウンドも、音楽であることに変わりはないからね。音楽をカテゴリーでわけて考えることがまずあまりないんだ。

ーー音楽以外で、メンバーそれぞれどんな趣味があるのか教えてもらえますか? 好きなものとか。

僕は絵を書くのが好き。そんなに描くわけじゃないけど、たまに描くようにしてるんだ。メイソンはセットデザインや物作りが得意で、ニックは他のバンドのエンジニアをやったりもしてる。あと、ボビーは『大乱闘スマッシュブラザーズ』っていうビデオゲームが得意だよ(笑)。

次ページ:音楽だけじゃなくてゲームそのものも作ってみたいし、とにかく何でも作ってみたい(笑)。

杉山仁

杉山仁

ライター

乙女座B型。07年より音楽ライターとして活動を始め、Hard To Explain~CROSSBEAT編集部を経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。2015年より、音楽サイト『CARELESS CRITIC』をはじめました。こちらもチェックしてもらえると嬉しいです。

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