【鼎談】新生HOLIDAYS OF SEVENTEEN、新作に参加した長島涼平(the telephones)&山本幹宗(元The Cigavettes)と共に新学期の思い出を語る interview140507_hos_1200-1

左から: 長島涼平/三浦太郎/伊藤健二/山本幹宗

止めるのは簡単。だったら次に止まるまで動き続けようぜ!

──昨年末のメンバー脱退以降、わりと時間を置かずに新作が届いたので驚きました。

三浦 こういった状況に陥ると、止まっちゃうイメージを一般的には持たれがちじゃないですか。それがイヤで。当初からこの時期に出す予定だったんで、それを僕たちの都合で遅らせるのも違うなと。「例えメンバーが脱退しても、HO17は残ったメンバーでやり続ける」、「HO17は存続し続ける」、その辺りをアピールしたかったんです。

──その「止まっていたくない」というのは、自分たちのモチベーションを下げたくない類いか、それとも今は音楽の時流も早いので、時間が経つと周りからHO17が忘れ去られちゃう懸念のどちらが強くありましたか?

三浦 ひいて言えば前者かな。「こんなことで止まってられっか!!」って。もう、歳も歳だし。ここで止めると、ホントこのままずっと止まっちゃう気がして。「何が何でも止まってやるもんか!!」と。

伊藤 止めるのは簡単ですからね。だったら、「次に止まるまで動き続けようぜ!!」って。

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──今回の『new school』の頭の新曲2曲は、昨年末のメンバーの脱退以降に作られた曲ですよね?

三浦 ですね。メンバーの脱退を歌にするのもいいかなって。いや、よくないか(笑)。まっ、仮にいいとしましょう(笑)。で、それをキッカケやモチーフにすれば、良い曲が書けるんじゃないかなって。

──1曲目の“Have A Goodbye”なんてまさに、そんな胸中を伝えたかのような歌ですもんね。

三浦 あれこそ、その時思っていたことをそのまま書きましたからね。

伊藤 「歌詞が書けない」、「曲が書けない」等、当時色々なことを太郎ちゃん(三浦)から聞いていたんで、「だったら思ったことを正直に書いたらいいんじゃない」とずっと言っていたんです。「いいタイミングだし。自分も変われるタイミングだから、その辺の心境も含め、それらを歌詞にしたためたらいいんじゃないか」って。それこそ英語だろうが日本語だろうが関係なく。

三浦 これまでも彼女にフラれたり、彼女が出来たり、友達が結婚したり等、わりと周りで起こるエポックなことを歌詞にしてきたんで、これまでの流れと言えば流れですね。

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