Report:Hostess Club Weekender/11月23日(月・祝)DAY 2

ミスジェの新作再現や、ブロパのオールタイム・ベストなセトリに湧いた2日目

開演前から前日より多くの<HCW>リピーターが詰めかけた2日目。この日のトップバッターは、初のジャパン・ツアーに合わせて<HCW>にも初出演を果たしたLAの才媛、ジュリア・ホルターだ。アー写とまったく同じ柄シャツ(サイン会で訊いてみたところ、ヴィンテージらしいです)で現れると、すでに年間ベスト級の評価を獲得している最新アルバム『ハヴ・ユー・イン・マイ・ウィルダネス』のナンバーを中心にゆっくりとフロアの緊張をほぐしていく。バンド・メンバーも芸達者ぞろいで、フリー・ジャズ仕様に生まれ変わっていた“Everytime Boots”は素晴らしかったし、ジュリアの高らかなコーラスが映える“Sea Calls Me Home”ではサックスの代わりに女性のヴィオラ奏者がノイジーなアレンジを施すなど、アヴァンギャルドさとポップさが共存したステージには終始釘付けになってしまった。

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続いては、昨年6月の<HCW>、今年7月の<フジロック・フェスティバル>に続いて早くも3度目の来日となったボヒカズ。キース・マンスフィールドの“Funky Fanfare”と共に真っ黒な衣装でステージへ降り立つと、いきなり代表曲“XXX”を投下してフロアを瞬時にヒートアップさせる。特に今回は1stアルバム『ザ・メイキング・オブ』のリリース後初の日本ライヴでもあったわけだが、シングル曲以外へのオーディエンスの反応も上々。後半ではアーサー・アレキサンダーの“Soldier of Love”をカヴァーする音楽的偏差値の高さも見せつけつつ、“Where You At”や“Swarm”などの爆速キラー・チューンで締めくくる男前なセットリストも絶品だ(黒人で左利きのギタリストがいるっていうのもロケンロー度数高いッス)。以前Qeticで行ったショート・インタビューでは、「日本でも小さいハコでやれたら良いな」と語っていたので、その日が待ち遠しい!

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オールタイム・ベストと呼べるセットリストを披露したブロック・パーティー