8月19日(土)、20日(日)に東京・大阪で開催された<SUMMER SONIC 2017>(以下、サマソニ)。

Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)、The Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)、Foo Fighters(フー・ファイターズ)、Kasabian(カサビアン)といった豪華アーティストが来日し、圧倒的なパフォーマンスを披露。BABYMETALやSuchmos、欅坂46といった多彩な国内アーティストも出演し、今年も大盛況!

そんな<サマソニ>1日目、東京会場に出演する豪華来日アーティストに現地でインタビューを実施♪

インタビュアーは、DATSでボーカル&ギターを、yahyelでシンセ&コーラスを担当する。アーティスト・MONJOEさん。両バンドにて作曲と編曲を手掛けるだけでなく、CM音楽制作やプロデュース・ワークも行うなど、多方面で幅広く活動しています。18日(金)に開催された<SONICMANIA>のSPACE ODD STAGEにも出演。海外在住経験もあり英語が堪能なため、今回のインタビューも英語にて行われました!

DATS – Mobile (Official Music Video)

yahyel – Rude (MV)

今回お届けするのは、ホセ・ジェイムズ(Jose James)へのインタビュー。〈ブルーノート〉において、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)と並んで現代ジャズ・シーンの最先端を走ってきたボーカリストで、今年2月にはコンテンポラリーR&Bアルバム『ラヴ・イン・ア・タイム・オブ・マッドネス』をリリースしました。

José James – Always There

8月19日(土)、12時15分から、マリン・ステージに出演したホセ・ジェイムズがパフォーマンスを終えた後、今回のライブの感想や日本のアーティストとの関わり、次のアルバムのアイデアなどについて伺いました!

text by Qetic・田中莉菜

Interview:ホセ・ジェイムズ×MONJOE

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——マリン・ステージでのライブはいかがでしたか?

すごくよかったよ。スタジアムサイズでのライブは初めてだったからね。

——ジャズはレストランのような落ち着いた場所で聞くことが多いと個人的に思います。

席に座って聴く、ピアノがあるようなところでね。でも今日のライブでは、女の子が踊りながら叫んでいて、ジャズの新しい楽しみ方だと感じたよ(笑)。

——大きなステージでライブするにあたって、工夫したところはありましたか?

“Live Your Fantasy”のようなパーティートラックをメインに演奏したよ。ライブでは「Ableton Live」(ループベースのミュージックシーケンサーソフトウェア)も使ったんだ。

José James – Live Your Fantasy

——僕もライブではAbleton Liveを使います。

Ableton Liveを使うと間違いなく音が広がるんだよね。だから半分はバンドで、半分はAbleton Liveで演奏してるよ。

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——Ableton Liveがこれまでの作品と最新作『Love In a Time of Madness』との音の違いですか?

その通り。よりエレクトロニックになったね。

——なぜよりエレクトロニックな方向にしたのですか?

僕にとって、今ジャズよりもR&Bが面白いんだ。Solange(ソランジュ)やSZA(シザ)、Jhene Aiko(ジェネイ・アイコ)、Frank Ocean(フランク・オーシャン)など、多くの若いブラック・アーティストによるR&Bシーンからインスパイアされたよ。他のジャズシンガーは彼らのような試みをしていないから、今回はすごい挑戦だったよ。

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